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【 新たな検証委員会がスタート – 真の原因究明に挑む人々 】

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所要時間 約 13分

[今度こそ真相は明らかになるのか?!]
[ 原発とは人類にとって何なのか、何だったのか?! 〈第16回・最終回〉]

ニューヨーク・タイムズ 2012年1月15日

日本の議会によって指名・選出された、強力な布陣の独立調査委員会は政府の福島第一原発の調査報告の検証を行うと同時に、独自の調査を開始することになります。
この調査では、3月11日、 原子炉が津波の到達以前に巨大地震によってすでに破壊されていたのではないか、という点についても検証される事になっています。

アミット・バールガバ /ブルームバーグ・ニュース

調査を指揮する黒川清氏は、今回の調査は相手によって、手心を加えたりするつもりなど無い事を誓いました。

召喚命令を発することができる超党派の委員の顔ぶれは、10万人以上が避難させられている、深刻な原子力災害を調査する日本の努力の一部です。
この委員会は、広範囲にわたる土地を今後何十年間も使用不能にしてしまった大量の放射線の流出を生んだ、福島第一原発の3基の原子炉のメル トダウンがなぜ起きてしまったのか、という原因究明より、産業界の既得権益保護により強い関心を持っている日本政府に対する、国民からの批判が生み出したものです。

東京電力や政府が行ったものも含め、数多くの調査がこれまで事故の原因を、3月11日に発生した巨大津波が冷却システムを壊滅させたため、としてきました。

しかし国内、そして海外の批判はともに、東京電力が記録として残されていた津波の危険性に対する充分な検証を行っていたのか、津波が襲った際にはその被害を最小限に食い止めるための対策は採られていたのか、この点についての徹底な調査を求めていました。

疑問はもう一つあります。
福島第一原発の事故は津波が到達する以前に、地震によって既に拡大していたのではないか、という疑問です。
もし地震そのものが福島第一原発に深刻な被害を与えていた証拠が出てくれば、地震が頻発する日本でこれ以上原子力発電を続けて良いのか、と いう新たな疑問が突きつけられることになるでしょう。
地震に比較すれば、津波の頻度はそう多いものではないのです。

先月委員が任命されて以来、新福島原子力事故独立調査委員会の黒川清委員長はインタビューに答え、今後彼らが行う調査に聖域を設けるつもりはない、と語りました。

東京大学の元医学部長で、政策研究大学院大学教授の黒川氏、そしてノーベル賞受賞者田中耕一氏を含む著名な人々をラインアップしている委員会は、1月16日月曜日に初めて全員が出席する会合を持つことになります。

「日本が世界の信頼を回復するためには、我々が完全に独立して災害調査を行うことを必要とします。」
黒川氏はこう語りました。
黒川氏は地震が福島第一原発に損傷を与えていた、という疑念が生じていることに気がついていた、と語りました。
「委員会は精力的にこの問題を調査することになるでしょう。」
「日本での教訓は、世界にとっても意味のあることです。なぜなら、こうした災害は再び起きる可能性があるからです。」

黒川氏が率いる委員会には、政府の原子力政策を公然と批判してきた数名の委員が含まれており、注目を集めています。この中の一人、石橋克彦氏は日本の国土に54基もの原子炉があることの、地質学的危険性を指摘してきた地震学者です。

また委員の一人、バブコック日立の元原子力技術者田中光彦氏は、津波とは関係なく地震が与えた損傷が拡大し、メルトダウンにつながった可能性がある、と主張してきました。
東京電力はこの見解に異議を唱えています。
田中氏は、原子炉の設計に従事していました。

委員会は、主に与党民主党と野党第一党の自民党の議員によって構成される、日本の議会が指名する外部の専門家がメンバーの中心になっています。

「委員会がほんとうに政治的圧力を免れることができれば、本当の意味での調査ができるかもしれません。」
福島の住民とともに放射性降下物の除去作業に携わってきた、工学院大学・物理学の田尾陽一客員教授が語りました。
「委員会はしっかり以下のことを肝に銘ずべきです。超党派の支持を受ける、それが意味するものが誰の言う事でも聞かなければならない、という事では無いのだと。」

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さて、続けてきました[ 原発とは人類にとって何なのか、何だったのか? ]、 今回で最終回とさせていただきました。
原発とは人類にとって何なのか、何だったのか?その答えは、福島の事故を偽り なく検証することで得られる。
これが延々と16回も続いたこのシリーズの結論のつもりでした。
長すぎて、ちょっとわかりにくくなってしまったかもしれませんね。

この記事を最後に持ってきたのは、この日本の議会による調査委員会が、正しい 答えを出すための最後のチャンスになっている、と思ったからです。
国民全員が納得する結論を出すのは不可能ですが、これまで福島第一原発を見つ め続けてきた世界の良識あるメディアが「妥当」、そう評価できる結論 を出してくれることを願うのみです。

こうして振り返ってみて、東京電力の隠ぺい体質も言語道断ですが、それ以上に ひどいのが原子力安全保安院であることが明らかになったような気がします。

良識、理性、日本と日本の人々を守ろうとする責任感、科学的客観性
何ひとつない。
福島第一原発のような事故を起こさないために存在していた、そのことを考えれば、東京電力以上にその責任は重いのではないでしょうか?
4月になれば、新組織、という話のようですが、その前に置き土産のように原発の再稼働を強引に進めようとしています。
まさに『骨の髄まで』◯◯◯◯組織と言うべきでしょう。

しかし、以下のロシアのニュースはどう考えればいいのでしょうか?
とにかく原子力とつくと、一切合財が明らかになることはまずありません。

それだけでも、もう原子力とは縁を切るべき時は来ていると思うのですが。

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【 ロシアの原子力施設で火災 】
「差し迫った危険はない – ロシア政府」

ハフ・ポスト・ワールド(Huff Post World – 電子新聞 / アメリカ / イギリス / フランス / ドイツ)2012年2月7日

モスクワ、2月5日(ロイター)
火災は、 緊急事故担当部局によれば、現在は稼働していない原子炉1基を収容するモスクワ原子力研​​究センターで日曜日に勃発し、ロシアの原子力機関は外部への類焼は無く、放射能漏れの危険も無い、と述べました。
この発表に対し、環境保護団体グリーンピース・ロシアは今回の事件について重大な懸念を表明しました。

緊急事態省モスクワ支局のスポークスマンであるセルゲイ・ブラゾフによれば、火災はモスクワ南西部の理論・実験物理学研所の地下で発生しました。
犠牲者が出たとの報告報告は無い、と語りました。

研究所からは灰色の煙が壁を伝って立ち上り、あたりには強い刺激臭が漂いました。
消防車、救急車を含む30台ほどの緊急車両が正面入り口の中と外に待機していた、と目撃した人が語りました。

ロシアの国家原子力機関・ロスアトムのスポークスマン、セルゲイ・ノヴィコフは外部の建物への延焼は無く、火災は電源ケーブルの格納施設付近が火元とみられるが、研究所内の核物質への影響はあり得ない、と語りました。
「今回の事故では、放射性物質による脅威は発生していません。」
ノヴィコフはこう語り、消防士が化学火災消火剤の泡を火災を起こした一帯に散布した、と説明しました。
彼は研究所内の研究用の重水型原子炉は一切稼働していない、と追加しました。

グリーンピース・ロシアの担当者は、今回事件が潜在的に非常に危険であると語りました。
「これは極めて危険です。今回に限っては何も起きませんでしたが、この研究所内で重大な過 失があったことは明らかです。」
グリーンピースの広報部門責任者、のイワン・ブロコフはこう語りました。
「このようなモスクワ中心部に膨大な量の核物質があること自体問題であり、たとえ少量であっても放射能漏れなどが起きれば、直ちに重大な結果をもたらすことになるでしょう。」

ロシアの報道各社は、互いに矛盾する内容の報道を行っています。

インターファクスは警察筋の話として、消防隊が現場にかけつけた際、すぐには中に入ることを許されなかった、と伝えました。
緊急事態省のブラゾフはこの情報については知らない、と語りましたが、火災は午後2時45分(1045 GMT)時点ではまだ鎮火していなかったと述べました。
これに対し、国営のRIAはそれより前に、火災はすでに消し止められていた、と報道しています。

ロシアの原子力施設における安全性については、ソビエト連邦時代、1986年にウクライナで発生したチェルノブイリの事故の際、ソ連当局は2日間この事故についての発表を行いませんでした。

12月にはロシアの北方のムルマンスクの港で原子力潜水艦の火災が発生、原子炉が深刻なダメージを受けましたが、当局は放射線レベルに問題は発生しなかった、と述べました。

ロシアにおいては監視機関の怠慢、そして腐敗により数々の事故を起こしている、との批判があります。こうした問題は民間でも、軍事設備においても、近代化の妨げとなっています。

ウェブサイトによればモスクワのこの研究所は、独裁者スターリンによる核開発プログラムの一環として建設されました。かつてのソビエト連邦の核爆弾開発者の一人であり、研究所の設立者であるエイブラム・アリクハーノフにちなんで命名され、1940年代後半に設計されたソ連の重水型原子炉を設備しています。

事故の後、何本もの電話が研究所にかかってきましたが、一切応答はありませんでした。

http://www.huffingtonpost.com/2012/02/05/russia-nuclear-fire_n_1255595.html

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【 だれにでも『ばいばい』 】

アメリカCBSニュース 1月17日

CBSニュース :
子供の行為はかわいいと同時に、実に他愛ないものかもしれません。
このビデオはショッピング・モールでエスカレーターで降りていく人々に、手を振るクロエーという名の幼い少女の様子を映しているだけです。
この愛らしい動画が実際に投稿されたのは2009年のことでしたが、最近になって注目を集めるようになりました。

「最近、私の娘と私はマサチューセッツ州ボストンのコプレイ・プレイス・モールで少しばかり時間を過ごしました。
私たちは、モールからプルーデンシャル・センターに続く通路に連結するエスカレータまでやって来ました。
私の娘は、エスカレータ脇に一人で歩いて行き、エスカレータで降りていく人々に「バイバイ」を始めたのです。
ほとんどの人が娘に「バイバイ」を返し、微笑んでくれました。
その時私はかわいい、と思うと同時におかしなことをするな、と思いました。
皆さんにもお楽しみいただけると、いいのですが。」

CBSニュース :
私たちはちょっとかわいいけどちょっとおかしいという部分には賛成しかねます。
この様子は明らかに可愛らしく、見る者をほのぼのとさせてくれます。

 

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