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【 放射能のない日本への戦い 】第1回 & 世界に拡大する[ウォール街を占拠せよ!]

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所要時間 約 9分

[ 苦難の道を歩む東北地方のコミュニティ ]

アルジャジーラ 2011年9月


- 増え続ける[ウォール街を占拠せよ!]の人々(記事は下段)-

① 福島県浪江町

滴るような豊かな緑に覆われ、楽園のように見えるこの町は、観光パンフレットの広告そのものです。
隙間なく木々が立ち並ぶ見事な森林、澄んだ水をたたえた小川を抱いて曲がりくねっている道路。
木々におおわれた山々は、緑の渓谷と農場へと続いていきます。
この息をのむような景色も、そう、このすばらしい町は不幸なことに危険なレベルの放射能に汚染され、現時点では当局が居住に適さないと判断しています。

もうすぐ米の収穫の季節がやって来ますが、かつて21,000人の住民がいたここ浪江町では、水田は乾燥してひび割れ、雑草に覆われたまま顧みる人もいません。
その様相はすでにゴーストタウンそのものです。
東京電力株式会社(TEPCO)が経営する福島第一原子力発電所が、6か月前にマグニチュード9.0の巨大地震と続いて起きた津波により破壊され、火災と爆発が発生、放射能漏れが始まり、空気も、水も、土壌も汚染してしまいました。

放射能汚染は世界の終末を予言するかのような、破滅的な情景を生み出しました - 原始時代にも似ている - ただし、そこでは一切の生存も、どのような作物を育てることも許されません。
これからの年月がこれまで知られていなかったこと - 放射能汚染がここに住んでいた人々と生態系に、どれほどの損害を与えるのかを明らかにすることになるでしょう。

今のところ、この場所はひたすら空虚です。
町の面積の70パーセントを森林におおわれた浪江町の丘陵地帯は、立ち入ることは許されていません。

一人浪江町の農民である末永さんは、半年前、自分の農場を放棄することを余儀なくされました。避難した当初は娘さんと一緒に埼玉県内の5カ月間生活しました。
その後近隣の二本松市の砂利を敷いた上に数十戸建設され、避難者に提供された仮設住宅の一つに入居しました。
「私は作物を育てることができますが、食べて有害かどうか私にはわかりません。」彼は自身の作物、主として米、大根とネギについてこう語りました。

非常に元気な82歳の彼は、これまで13,000ドル(約100万円)を少し下回る損害について、東京電力からの補償は十分なされていないと感じている、とアルジャジーラに語りました。
末永さんは別に怒っているわけではない、と語ります。もう何もかもあきらめなければならないことを(彼の農場、生活手段、そして元の生活がすべてなくなっています)悟っています。
彼はただ、生活が保障されることだけを望んでいるのです。

「私は食料品や身の回りの物を買うために、自分の蓄えを使うしかありませんでした。」
そしてできることなら自宅に戻って作物を育てたいけれども、作物が育ったところで安全であるはずがない、とつけ加えました。
彼は東京電力が原子力発電所の建設を推進する際、約束した言葉を覚えています、
「何かあれば、(東京電力は)あなた方を助けます。」
「私は今でもその言葉を信じています。」
末永さんは語りました。

〈 つづく 〉

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今日から、翻訳し終えた原稿を校正のため出力したら、A4版用紙で11枚びっしり、という長い長いニュースをご紹介します。
8回ほどの連載になるか、と思いますが、この記事に刻まれているのは、置かれたその場その場で懸命に『放射線のない日本への戦い』を続ける人々の姿です。
まさに降ってわいた災難に、生活がすっかり変わってしまった人々。
原子力発電についてどのような議論をするにしても、ここに登場する方々の苦悩を踏まえたものでならないと思います。

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【[ウォール街を占拠せよ!]さらに数千人が合流 】

アメリカABCニュース 10月16日

[ウォール街を占拠せよ!]の運動はアメリカ国内全土に瞬く間に拡大、運動は世界にも拡大し、5週目に入った今日もさらに多くのデモが計画されています。
先週末には抗議をする人々とデモは ヨーロッパ、アジア、そしてオーストラリアに拡大しました。
ロンドンでは16日、セントポール寺院の周囲に色とりどりのテント村が出現し、夜通し灯りがついていました。警察は抗議行動が平和的に行われる限り、滞在を容認しています。
折からり冷たい天気にも彼らは躊躇 することは無く、運動が続く限りこの場所に留まり続ける、と彼らは話しています。

この運動に参加する世界中の人々のほとんどは、平和的な抗議を行っていますが、ローマでは少数のグループが大勢から離脱し、商店などの窓をたたき割り、車に放火しました。
ローマで火がつくと、抗議はベルリンにも平原の火事のように広がり、4,000人の人々が市内の議会関係の建物が集まる地区まで行進しようとしました。
フランクフルトではヨーロッパ中央銀行が人々に取り囲まれました。

アメリカではイラク、アフガニスタンの戦争に関わった企業の貪欲さに抗議の声が集中しました。

シカゴでは警察が16日朝早く、約175名の抗議する人々を逮捕、理由は閉鎖された市内の公園からのテントの撤去を拒否した、というものです。
「知ってのとおり警察は私にこの場所を去るか、それとも逮捕されるか、選択するよう迫ったのです。だから私は、もちろん逮捕されたくはないけど、この場所を動くつもりもない、と答えました。そして逮捕されたのです。」
抗議者の一人であるデイヴィッド・オーリコフは答えました。

同じく16日、アラバマ州バーミンガムでは企業の貪欲さについて広く訴えようと、抗議を行う人々が集まって行進しました。
バーミンガムのデモを組織したアリン・ハドソンは、抗議をしている人々は1パーセントの富裕層と企業が国の政策を左右するのには、もうウンザリしているのだ、と語りました。
「アメリカの人々は、政治家をも巻き込んで絶えず襲って来る大きな金のうねりの中に、自分たちの声がかき消されてきたことに懸念を深めています。私たちは自分たちの政府が、そうしたうねりから解放されることを望んでいるのです。」

カリフォルニア州サクラメントではシーザー・チャベズ公園に集まった人々の中には、カリフォルニアの反戦運動家として有名なシンデイ・シーハンの姿がありました。
「完全な、無条件の平和が達成されなければ、経済的な平等も、社会的な平等も達成されることは無いのです。」
と彼女は語ります。

そしてニューヨークのブロードウェイでは、数千人の[ウォール街を占拠せよ!]デモ隊の人々が、 彼らの拠点となっているマンハッタンの繁華街にある公園から、タイムズスクエアまで行進しました。
いまやこの運動は世界中の大都市に広がっています。
タイムズスクエアでの抗議行動は騒がしく、また緊張したものでしたが、暴力行為はありませんでした。
しかしニューヨーク市警によればこの日、デモのコースで74名の逮捕者が出ました。
警察は3ブロックの長さにわたってデモ隊を囲い込みましたが、その目的はデモ隊の監視よりは、付近の円滑な交通を維持することにあったようです。
デモ隊の騒々しいシュプレヒコールやドラムをたたく音にもかかわらず、警察は旅行者や市民のスムースな通行を確保することに努め、デモ隊をうまくやり過ごしました。

数時間にわたるタイムズスクエア内でのデモ行進の後、抗議する人々は再び拠点のある繁華街の方に戻っていきました。

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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