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【 拭いきれない放射線被ばくの脅威 – 屋外へ出ることへの制限が続くこどもたち 】

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所要時間 約 8分

一日につきたった15分、その時間だけ屋外に出る事を許される生活

 

アメリカNBCニュース 2014年3月10日

NBC福島01
3月11日に襲った巨大地震と巨大津波がきっかけとなり、福島第一原発の3基の原子炉がメルトダウンを引き起こす事故が発生してから3年の月日が経ちました。
福島第一原発から車で少し走った場所にある福島県郡山市では、2歳位以下の子供たちに対し、一日あたり15分以上屋外で過ごさないよう求める措置が採られています。
そして3歳から5歳の子供たちは30分以下に制限されています。

制限は昨年解除されましたが、多くの幼稚園と保育所では本当に安全が確保されたのどうか不安を抱く両親の懸念に配慮し、現在も子供たちの屋外での活動については同様の時間制限を続けています。

福島県教育委員会が年1回行っている調査では、福島県内の子供たちには肥満の傾向が現れるようになりました。
原因は屋外で遊ぶことが出来ないことによる、運動不足であると考えられています。

写真の2歳の渡辺尚くんは、屋外には未だに放射線被ばくの危険があるために、子供たちとその親たちのために建設された屋内遊具のひとつ、ボールプールで遊んでいます。(冒頭の写真)

福島県郡山市内の広場に設置された、毎時0.162マイクロシーベルトの放射線量を表示している線量計の前を歩く幼い子供。2014年3月1日撮影(花井とおる/ロイター通信・写真下・以下同じ)。
NBC福島02
福島県二本松市内の仮設の設備内に設置された診療施設で、看護師と兄に世話されながら、甲状腺の検査を受ける5歳の少女。
に設置された、毎時0.162マイクロシーベルトの放射線量を表示している線量計の前を歩く幼い子供。
2014年2月27日撮影(花井とおる/ロイター通信)。
NBC福島03マスクをつけて幼稚園の送迎バスに乗っている幼い少女。
2014年2月28日撮影(花井とおる/ロイター通信)
NBC福島05
http://www.nbcnews.com/storyline/fukushima-anniversary/radiation-fears-force-fukushimas-children-inside-n48811
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今日の記事は翻訳していて、久しぶりにつらくなりました。
上の記事も下の記事も国と状況は異なっても、逆境に置かれた子供たちの様子が伝えられています。
私がつけ加えることはありません。
写真と本文がすべてを伝えています。
ただ言えることは、事故にしろ戦争にしろ、最大の被害者になるのは、「原発を再稼働しろ」「戦争も辞さない」などと放言するおとな達ではなく、ここに登場するような年端もいかない子供たちであるということでしょう。

 

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【 内戦という名の戦争、難民キャンプ、そしてずたずたにされた子供たちの心 】〈4〉

 

アメリカNBCニュース 3月11日

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レバノンのベカー渓谷では約5,000人の国外脱出をしたシリア難民が、フェイダ・キャンプと呼ばれる場所で生活しています。
AP通信のニュース・カメラマン、ジェローム・ディレイとNBC放送の番組制作者である立花由香が2日間キャンプを訪問し、まだ成年に達していない戦争の生存者がどんな生活を強いられているか、取材と写真撮影を行いました。

8歳のイスラムは兄弟と一緒にシリアのバスラからこのキャンプに逃れてきましたが、それがいつだったのか正確な日付はもう覚えていません。
「ここよりもずっとシリアの暮らしの方が好きだったわ、学校も、友達も、そして自分の家も…」
(写真上)

レバノンの非政府組織の責任者に抱きしめられる12歳のファティマ。
ファティマは母親と一緒にシリアのイドリブから逃れてきましたが、父親はすでに亡くなっていました。
2ヵ月前、厳しい冬の嵐がキャンプのあるベカー渓谷に襲い、暖房設備の無い難民キャンプの環境は危険な程の低温状態に陥り、ファティマの母は命を奪われてしまいました。
ファティマは現在彼女の兄弟と一緒に暮らしていますが、できれば非政府組織の責任者である写真の女性、マリアと一緒に暮らしたいと願っています。
ファティマはマリアを『ママ』と呼ぶようになりました。(写真下・以下同じ)
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8歳のオラもシリアのイドリブから、2週間前に家族と一緒に逃れてきたばかりです。
シリア国内では食糧価格が暴騰し、満足に食事もできず、絶えず空腹だったと語ります。
戦争のため学校も開かれていませんでした。
自宅が爆破された時、幸いにも家には誰もいませんでした。
オラは絵を描くことが大好きです。
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8歳のアリヤムもシリアのイドリブから6ヵ月前、家族と一緒にバスに乗って逃れてきました。
12時間以上の逃避行の間、アリヤムが乗ったバスは何度も銃撃され、暴力も目撃しました。
戦争が始まる前、アリヤムは何の屈託もなく友達と遊んでいました。
しかし今は母親のそばから離れなくなりました。
母親のそばでなければ眠ることも無く、学校に行くこと拒否しています。
母親だけがアリヤムにとっての安らぎなのです。
アリヤムの兄は未だシリア国内に留まっています。
「お兄ちゃんがいなくて、とても寂しいです。」
アリヤムがそう話しました。
syr2414歳のバデルはシリア、ホムスの出身です。
彼は1年前のある日、家族のためにパンを買いに行く途中、足に狙撃兵が放った銃弾が命中しました。
彼は傷ついた足にまだ体重をのせることができずにいます。
「得意だったサッカーも出来なくなりました。今は友だちがサッカーをしているのを見ているだけになりました。」
彼は庭付きの大きな自宅に戻れる日を夢見ていましたが、その自宅は家族と一緒にレバノンに批難した一か月後、砲弾によって完全に破壊されてしまいました。
「もう今は何も残っていないそうです。」
バデルはさびしそうにこうつぶやきました。
彼は大人になったら弁護士になるつもりです。
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水を探しに来た10歳のラワン。シリア、イドリブから1年前に家族とともに避難してきました。
ラワンは戦争について忘れることのできない記憶があり、シリアにはもう戻りたくないと語ります。
「私は空を見上げた時、ヘリコプターから爆弾が投下される瞬間を見てしまいました。そして犬が人間の死体を食べているのを見たのです。」
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9歳のフィラス(中央左)と14歳のイド(中央右)は共に1年前シリアのホムスから逃れてきました。
9人兄弟のフィラスは、暴力が横行するシリアから逃れる事が出来、現在は安心して学校に通っています。
一方のイドはこう語りました。
「一日も早く自宅に戻り、テント生活から解放されたいです。」
イドにも8人の兄弟姉妹がいますが、現在は近くのザーレの町で働く、最年長の兄が頼りです。
syr12

http://www.nbcnews.com/storyline/syrias-children/tiny-survivors-faces-endless-conflict-n49401

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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