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【 拡大を続ける日本の反原発世論、信頼を失い続ける大手メディア、うろたえる日本政府 】&続報 : 津波の巨大がれき

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所要時間 約 9分

世論調査:日本の反原発世論は広範な層に広がりながら拡大を続けており、この事態に日本政府の狼狽が続いています。

ワシントン・ポスト 6月5日

巨大津波がきっかけとなった福島第一原発の事故の、危機的状況が一年を経った今も続く中行われた世論調査では、国民の間の反原発意見の広がりが、日本政府を狼狽させていることを明らかにしました。
ワシントンに本拠を置くPewリサーチセンターが行った世論調査の結果が6月5日火曜日に公表され、日本が原発依存をやめるべきである、という意見が44%から70%に上昇していることが明らかになりました。
福島第一原発の事故以前、日本はその電力の3分の1を原子力発電に頼っていました。
破壊された福島第一原発の4基を除く、稼働可能な日本国内の50基の原子炉は、現在定期点検と安全性への懸念からすべて停止しているため、国内の電力供給体制には負担がかかっています。

3月11日に襲った巨大地震と巨大津波が福島第一原発の3基の原子炉でメルトダウンを引き起こし、大量の放射性物質を大気中、地中、そして海洋中に放出した福島第一原発の事故について、調査の結果、国民の80%が日本政府の対応に不満を持っています。

今回の調査は日本国民の間に広がる、悲観的な見方を裏書きすることとなりました。
国民の約78%が政府が示す方向性に不満を抱き、93%はこの国の経済状況が悪いままであることを認めています。
今回の調査結果は昨年の震災直後の結果と比較すると、対照的なものになりました。
2011年4月に行われた世論調査では、震災をきっかけに日本の体質がかえって強くなる、と答えた人が59%いましたが、現在もそうした考えを維持している人は39%に減少しました。そして47%が日本は弱体化してしまったと考えています。

放射線による健康被害への懸念は、わずかながら軽減されています。
2011年の調査では59%の人々が放射線被ばくによる健康被害を心配していましたが、今回の調査ではその割合は52%に減少し、47%の人々は心配をしていません。

日本人は福島第一原発の事故の内容がまだ明らかになっていなかった時点と比較し、現在ははるかに原子力発電に対し懸念を深めています。
2011年の調査では原子力発電に対する見解は二分されていました : 44%が原子力発電から撤退すべきだという意見を持っていたのに対し、46%は原子力発電を続けることに問題は無いという意見でした。

そして日本の市民の政府とメディアに対する信頼は、極めて低いものになりました。
昨年9月に首相に就任した野田氏の政権の支持率は30%ですが、この国に対して前向きな影響力を持つ、と考える国民はわずか12%です。
そして日本の大手メディアが日本社会に貢献していると考えている市民が34%であるのに対し、悪影響を与えていると考えている市民は63%に上ります。

大災害の発生に伴って不信感がこれほど高まったのは、日本の政府と大手メディアが国民の側に立ち正しい情報を提供していない、という認識が強まったことによるのでしょうか?
そして日本の大手メディアの報道は、事故に対する検証を自ら行わず、政府機関などの発表をそのまま右から左に垂れ流しただけだったからでしょうか?

政府機関の中で、国民から好意的な評価を得たのは自衛隊だけでした。
89%がその活動を評価しました。
津波が襲った直後から精力的に救援活動と復旧活動に取り組み、成果を上げた点が評価されました。
自衛隊の隊員たちは泥とがれきをかき分けて生存者を救い出し、遺体を収容し、生存者には食料と救援物資を届け、あまつさえ暖かい風呂や緊急避難場所の建設すら行ったのです。

世論調査は2012年3月20日から4月12日の間、700人に対し電話インタビューを行う方法で実施されました。調査結果には4.1パーセント程度の誤差が含まれる可能性があります。
今回の結果はPEWリサーチセンターが世界の21か国で実施した調査をまとめた、年次報告書『Global Attitude Project』の中の一部分です。

http://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/poll-japanese-opposition-to-nuclear-power-stronger-than-year-ago-just-after-fukushima/2012/06/05/gJQA913wFV_story.html
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「続報 : 日本からの巨大漂流物」
【東日本大震災 : 長さ20メートルの日本の『浮きドック』、アメリカ・オレゴン州に漂着】

アメリカNBCニュース 6月6日

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ブライアン・ウィリアムズ :
これまでこの番組を定期的にご覧いただいていた方ならお分かりかと思いますが、ここの所東日本大震災の津波による、日本からの漂流物のアメリカ西海岸への漂着が続いています。
そして今回これまでで最大の『漂流物』が、アメリカ北西部の海岸にやって来ました。
私たちNBCの系列局のマーク・ハンラハンがオレゴン州ポートランドからお伝えします。
西海岸の人々はこれからいろいろな漂流物がやって来ることを覚悟していたと思いますが、まさかこんな巨大なものまで流れてくるとは、考えても見なかったのではありませんか?

レポーター : まさにその通りです、ブライアン。
現地の新聞オレゴンポストは、オレゴン中からこの漂着物を一目見ようと人々が集まってきている、と伝えています。
人々はこれまでもいろいろな漂着物を目撃してきましたが、今回のようなのは初めてです。

今回漂着したドックには金属製のプレートがはめ込まれており、製造当時のことが記載されています。
今日、ポートランドにある日本領事館が、この浮きドックが日本の東北地方のものであることを確認しました。
州当局は発見してすぐに放射能の検査を行いましたが、放射能は検出されませんでした。
日本側はこの浮きドックは津波によって破壊され、太平洋に流れ出した4基のドックの内のひとつである、と語っています。
残り3つのドックはいまだにその所在は不明であると、ポートランドにある日本領事館の村林領事が語りました。

目下オレゴン州当局はこの浮きドックの処分方法を検討しています。
検討中の方法のひとつは再び海に引き戻したうえ、海に沈めてしまうこと。もう一つの方法はこの場で分解してしまう事です。
いずれにせよ、一両日中には何らかの処分方法が決まる予定です。

日本の在来種のヒトデがドッグ内から発見されましたが、オレゴン州公園レクリエーション局のハヴェル報道官は、外来種の侵入が懸念される、と語りました。

ブライアン・ウィリアムズ :
これまでも大量の漂流物がやって来ましたが、現在太平洋を横断中のものも莫大な量に上ります。
マーク・ハンラハン、オレゴンからの報告、ありがとう。

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http://www.msnbc.msn.com/id/3032619/ns/NBCNightlyNews/#47713342

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【漂着した浮きドックの海洋生物】
アメリカNBCニュース 6月7日
オレゴン州魚類・海洋生物局が組織したボランティアを含む12名ほどのチームが、漂着したドックの海洋生物の除去作業を行った。


【ウィーンフィル・シェーンブルン宮殿コンサート】
アメリカNBCニュース 6月7日

 

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