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【 地球上の生命は火星からやって来た?! 】

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今は乾燥状態の赤い惑星、かつては表面が水で覆われていた

アイリーン・クロッツ / アメリカNBCニュース / 2012年3月15日

星の化学組成が似ていることを考えると、火星は生命が存在するために地球よりも適した環境であった可能性があります。
一部の科学者は、火星は科学的に生命を生み出す条件にあふれていた、と考えています。

少なくとも乾燥するタイミングも無ければ、RNAの ような遺伝子を正常な分子構造によって支えるためには、生命を生み出すメカニズムは順調には機能しないでしょう

自然界の摂理によって生命が誕生する ためには、RNAなどの遺伝物質がそのための分子構造を手に入れる必要があり、そのためには時折乾燥する場所が必要となります。
特に水の中だけに存在し続けた場合、多くの面で化学的な不安定さは増してしまうのです。

しかしそのことは一つの問題を提起することになります。今日に おいて私たちは、生命の存在のためには水を必要とすることを知っています。
「今日自然の摂理がどのように生命を育んでいる状態が非常に不安定であるのに、どうして生命は水の中から誕生したのでしょうか?」
フロリダ州ゲインズヴィルにある応用分子進化財団の責任者である生化学者のスティーブン・ベナーはこのように ディスカバリー・ニュースに語りました。

その答えは生命体というものは、ときおり乾燥する場所において進化が可能なのです。

「地球と同じ環境において初めてRNAは作り出され、生命体としての安定した細胞のかたまりを作り出すことが可能になります。水が不足している環境の中では、たとえばアメリカにあるデスヴァレーのような場所では、雨によって大気中の有機物が地上に降ろされ、再び乾燥した後その場所で生物としての進化が始まるのです。」
ベナーがこのように説明しました。
「RNAによって生み出された有機結合体は、やがて遺伝子を生成し、異なる種へと進化して行くことになります。これが生命誕生のメカニズムです。」

しかし、落とし穴があります。

地球そのものについて研究している科学者は、地球の創世記には乾燥した場所は無かった、と考えています。
ケビン・コスナーが出演した映画が描いていた世界『ウォーター・ワールド』だったのです。
「地球は2回ないし3回、全面が水に覆われていた時代があったとすれば、乾いた土地は寸分も無かったはずです。」
スタンフォード大学の地球物理学者ノーマン・スリープがディスカバリー・ニュースに語りました。

このような状態に似た環境にあったと考えられるのが火星なのです。
現在は乾燥しているこの星は、かつては地球に勝るとも劣らない程、豊かに水をたたえていたと考えられています。
「火星の表面が全面水に覆われていたために、生命への進化は行なわれなかったのではないか、という心配はあたりません。」
ベナーはこのように語りました。
なぜなら火星は地球よりも小いため、惑星の生成期に地球よりも早く冷却が進み、また月のように繰り返される隕石の衝突によって、その表面から水分が蒸発してしまうことも無かったはずです。
また、小惑星の衝突回数も地球よりもはるかに少ないものでした。
「火星は地球に『貸家』の看板が出るまで、居住に適した惑星だったのです。」

火星の岩石がたびたび地球表面に落下する現象により、地球と火星の二つの世界の間で定期的に物質の交換が行われるメカニズムが動作していたのです。
「火星では地質学的に40億年前の状態が、現在まで続いています。従って地球の生命誕生については、皮肉なことにこの地球で行うより火星で行った方が妥当な結果が得られるはずなのです。」

このテーマに関するベナーの最新の研究は、全米化学協会の会報に掲載されています。

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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