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【 原子力発電に立ち向かう母たちの戦い 】〈後編〉

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所要時間 約 7分

「危険な原子力発電の存続を望まない、普通の人々の決意を象徴」

国際報道サービス(IPS)2011年12月22日


長い間経済的繁栄と勤勉さに価値を見出し、出世と成功に重きを置く日本社会にあって、未だ成熟が見られない社会運動の分野で、このたびの女性たちの戦いは記念碑的な意味を持つ、と専門家は分析しています。

「進行中の抗議活動は、危険な原子力発電の存続を望まない普通の人々の決意を象徴しています。我々一般市民はもはや政府を信頼していないという、大きなメッセージもこめられています」と、松戸市で市民ネットワーク運動の責任者を務める小林たかのぶさんはこう語りました。

放射能漏れによって、地元住民の健康に著しい危険をもたらした福島第一原発のメルトダウンが、すぐには市民に知らされなかったという事実から人々の疑念は生じました。

福島第一原発の安全性を主張する東京電力と日本政府に対し、インターネット・サイトで 人々から突きつけられた不信のコメントは、何十万という数を記録しました。

国はすでに大規模な原子力発電推進計画に乗りだしており、国民の支持を獲得するための取り組みを数十年にわたって続けてきましたが、福島第一原発の事故が原子力発電の安全神話を台無しにしてしまいました。
国民の怒りに直面し、政府と東京電力は事故処理の誤りを認め、大幅な見直しを約束することになりました。

中央大学の社会学者、中沢英雄教授は現在行われている抗議行動は、原子力発電の実施と同時に、政府に対する憤りを象徴している、と分析します。
「抗議活動は日本の原子力問題を市民運動の最前線に押しやり、都市の中にも浸透していきました。」
中沢教授がIPSに語りました。
今回の反原発運動には政党色が希薄であり、この点、強い左翼傾向があった以前の反核運動と対照的である、と教授が付け加えました。

女性が指揮する市民運動も前例がありません。
母親たちがこの抗議活動を引っ張ってきましたが、子供たちを放射の危険性にさらすのを防ぐための運動に共感と支持を獲得するため、女性たちの多くがこのような活動を初めて体験することになりました。
中沢教授はさらにこのように説明しました。
「日本の市民運動は社会の中で冷たくあしらわれ、そのためほとんどだめになりかかっていましたが、今やこうした限界は取り払われました。」

日本の主要な女性政治家の1人であり、反原発抗議活動にも積極的に参加している国会議員の福島瑞穂は、原子力に対する抗議は鎮静化しそうにも無い、とIPSに話しました。
「原発廃止を実現できる可能性は、非常に大きくなっています。」
2003年以来、社民党の党首を務める福島氏はこう語りました。

http://ipsnews.net/news.asp?idnews=106282

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【 子供たちの心に、伝えるべきこと 】

アメリカNBCニュー ス[メイキング・ア・ディフエレンス]12月7日

ブライアンウィリアムズ:
今夜の[メイキング・ア・ディフエレンス]は青年たちのグループが、かつて生まれ育った街に戻り、ちょっと想像がつかない方法で、その街の子供たちの心のケアを行っている様子をご紹介します。
ボルティモアからNBCのレヒーマ・エリスがお伝えします。

レポーター(レヒーマ・エリス):彼らが初めに依頼されたのはサッカーのコーチでした。でもアリとアートマンのスミスの兄弟と一緒に訪れたアンデイ・ゴンザレスには、別のアイディアがあったのです。

アリ・スミス(ホリスティック・ライフ財団共同創設者)「さあ、思いっきり息を吐いて。」

レポーター : ...ヨガは『心の平安』という事について知識を持たないボルティモアの子供たちに、特別な体験をさせてくれます。

アリ・スミス「私はこの地区ではたった1週間で4度の発砲事件が起きたこともある、と記憶しています。」
レポーター : 発砲事件が起きたのはスミス兄弟が育った地区のすぐそば、その後で兄弟はヨガを父親から教わりました。

アリ・スミス(ホリスティック・ライフ財団共同創設者)「私たちはこの地区を捨てて出て行ったわけではないのです。私たちは大学に進学するため、この地区を一時的に離れただけなのです。だからこの場所に戻ってきたとき、私たちはその必要性を感じたのです。ご覧になった通りです。」

レポーター : 9年前、彼らは非営利組織のホリスティックライフ財団を設立、無料のヨガ教室を開催、子供たちに参加を呼びかけました。

アリ・スミス「この地区の子供たちは日常の行動、怒りコントロールすること、そして感情の面で、様々な問題を抱えていました。」

レポーター : 教室は15人から始まりました。現在では教室に通う子供たちの数は1,000人を超えました。

アートマン「1フィートは何インチかな?」
レポーター : ヨガ・マットを離れても、彼らは家庭教師であり、個人教授です。
彼らは一度可能性を失ってしまった子供たちを、立ち直らせようとこの場所での指導を行っています。
彼らはヨガのトレーニングが、ボルティモアのような都市部の子供たちに、特に内面にどのような影響を与えるか、必ずしも豊富な経験を持っているわけではありません。
しかしこうした鍛錬が子供たちのストレス解消に役立っていることが、早くも証明されているのです。

ジャネイサ・ブラウン(9歳)「だれかとケンカになりそうになると、そのときは… そのとき私は大きく深呼吸するの。そうすると気持ちがすーっと落ち着くのよ。」
レポーター : ボ ランティアの一人、ダリウス・ダグラスは10年前にここでヨガを始めるまでは、毎日喧嘩ばかりしていたと言います。
ダリウス・ダグラス「もし僕がアリとアートマン、そしてアンデイと知り合うことができなかったら、未だに路上で誰かに喧嘩をふっかけているような、恥ずかしい人間になっていただろうね。」、

アリ・スミス「この子たちが成長して、おさまるべきところにちゃんとおさまっていることを見ることができれば、その時はきっと自分たちも役に立ったんだ、そう思えることでしょう。」

レポーター : 体をほぐし、そして一番大切なことを伝える若者たち…

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