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【 被災地の象徴的存在・桜井南相馬市長の嘆き 】〈前篇〉

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所要時間 約 10分

【 被災地の象徴的存在・桜井南相馬市長の嘆き 】〈前篇〉
「もう二度と、かつての南相馬に戻ることはできない…」

アメリカABCニュース 2012年3月10日

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桜井市長はその時、助けを求める必死の嘆願をデジタル地図上に書き込みました。

強力な地震と津波が昨年3月に福島第一原発でメルトダウンを引き起こしたちょうど1週間後、桜井市長は正装のベージュのジャケットを着こみ、誰もいない市役所の会議室に座って、小型のビデオカメラを見つめながら、胸の中の思いをぶちまけました。

「ほとんど電気の供給は止まっていました。」
彼は語りました。
「東京電力と政府からの情報提供は無く、私たちは全く孤立した状態にありました。」

「南相馬の市長としてお願いします。どうか私たちを助けてください。」
11分にわたる呼びかけがYouTubeに投稿されると、 情報は瞬時に広がっていきました。
支援の申し出が世界中から相次ぎ、アメリカからは数百箱の食糧・支援物資が届きまし た。

一年が経過し、桜井市長は同じ部屋で多くの善意の申し出に思いをはせていました。
米国中日大使ジョン·ルースと一緒に撮影した写真が、棚の上に置かれています。支援を 実施してくれた東京のとある地区のマスコット人形がその隣にあります。そして入口の上には西日本の非営利団体から贈られた「夢、ひめらき、勇気、そして希望。みんなで南相馬へ行こう!」と書かれた大きな横断幕が貼られています。

「2011年3月は永遠に続くように思えました。情報も無く、ライフラインは途絶し、経済活動はすべて停止していました。」
桜井市長がこう述べました。

政府が原子力発電所の20mkの地域住民に対して避難を命じた後、3月11日に続く数日間に南相馬市の75,000の住民の半数以上が街から避難しました。

放射線レベルが低下し、除染の努力も実りつつあると判断した避難者の一部が街に戻ってきましたが、市内の大きなエリアはゴーストタウンの状態が続いています。
約13,000の人々が暮らしていた小高地区は、避難区域内に含まれたままになっています。
南相馬市の大部分の人々が住んでいた旧原町市内は、警察車両と赤色灯により避難区域とそうでない地域に分断されています。

商店街も徐々に活気を取り戻しています。 市内の学校は4校を除き再開されました。
しかし市内の三割は放射能汚染の懸念から立ち入り禁止となっており、桜井市長は大勢の市民の帰還が難しい、と考えています。
「おそらくは2,000人、もしくはそれ以上帰れないのではないでしょうか。」
「もうかつての南相馬ではないのです。」
〈つづく〉

http://abcnews.go.com/International/iconic-japanese-mayor-katsunobu-sakurai-limbo-year-nuclear/story?id=15893746&page=2#.T1xA9d2BIrg

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【 タイガー・ウッズついにPGAで優勝! 】
「不毛の時代が終わり、戦いが始まる」

フロリダ州オーランド、ベイヒル・ゴルフクラブ / アメリカPGAツアー 3月25日

ついにタイガー・ウッズの不毛の時代が終わりました。
そして、彼は最終日トレードマークとなったいでたちでそれを成し遂げました。
彼にとって非常に相性の良いゴルフコースで、彼は日曜日(最終日)おなじみとなった赤いウェアを身にまとい、勝利をその手につかみ取ったのです。

最後の勝利から30ヶ月、実に924日目、タイガーは一緒に回った2位のグレアム・マクダウェルに5打差をつけて2012年アーノルド・パーマー・インビテーショナルに優勝、日曜日(日本時間月曜日朝)勝利者の席に戻ってきました、
「ほんとうに良い気分です。心の底から喜んでいます。」
ウッズが優勝後、NBCにこのように語りました。
「厳しい条件下での戦いでした。アーニー(アーノルド・パーマー)も今日はピンの位置を随分と難しくしてくれましたから。」

タイガーは今日は2アンダーの70でラウンドし通算13アンダー、2位となったマクダウェルは通算8アンダーでした。
5打差の勝利は、昨年の全米オープンでロリー・マキロイが8打差で優勝して以来、PGAツアーの試合の中で、最も大きな差をつけた勝利となりました。

「気をつけたまえ、PGAの選手諸君! ついにタイガーが戻ってきたぞ。」

NBCの解説者を務めるジョニー・ミラーの言葉です。

タイガーの最後のツアー優勝は2009年9月13日のBMW選手権でした。
彼がベイヒル・ゴルフクラブで、その不毛の時代に終止符を打ったことに驚くべきではありません。
タイガーはこのベイヒルで開催されたアーノルド・パーマー・インビテーショナルで、4年連続優勝を含め7回優勝しているのです。
そしてこの日の勝利は通算72勝目となりました。

この日のラウンドはタイガーにとって、比較的ストレスのかからない日曜日でした。
彼は最終日を1打差の首位でスタートしましたが、前半でリードをを3打差に広げました。
一方マクドウェルは出だしでダブルボギーを叩いてしまいました。その後調子を取り戻しましたが、肝心の場面でパットのミスを繰り返してしまいました。タイガーから受けるプレッシャーのせいだったかもしれませんが、彼は結局2オーバーの74でこの日のラウンドを終えました。
「今日はタイガーに近づくことすらできなかった。」
マクダウェルは、PGA TOURラ ジオにこのように語りました。
「今日のプレーに関しては、別に失望すべきところは無いんだよ。だって明らかに自分より強い相手に、ガツンとやられただけのことなんだから。」

18番のフェアウェーを歩いている時にはすでに、勝利がタイガーの手 にしっかりと握られていました。大観衆に向かい満面の笑みで応えながら、マクダウェルの後ろを歩いてきました。

タイガーはこれまでフェデックス・カップ(秋までの年間成績)を2度制していますが、今度の優勝で今年の順位を7位に上げました。現在の1位は今大会で4位タイのジョンソン・ワグナーです。

タイガーは5打リードで最終ホールにやって来ましたが、ボールが4日間のラウンドの最終となるホールのグリー ンに乗るまで、安心はできなかった、と語りました。
2012年になってから数打差で優勝を逃してきた今年の参加試合を振り返り、タイガーがこう語りました。
「今年は最後の瞬間に、優勝への生みの苦しみを味わされてきた試合が何度もあったからね。」

難しいグリーンに、難しいピンの位置、この日の試合についてタイガーは
「生き残るために必死の、神経が磨り減るような」1日だったと振り返りました。

しかし、彼の今週のゲーム運びはしっかりしたものでした。
今回の試合におけるパーオン率は全参加者中1位、パット数は4位、そしてドライバーの飛距離は11位という数字がそのことを物語っています。

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一度書いたことがあるかもしれないのですが、タイガーが次々勝ち続けていたころは明確に自分がタイガーの大ファンだとは 思っていませんでした。
ただ、タイガーが出場している試合と、そうでない試合の緊迫感の違いだけははっきり感じていました。
その後あの『スキャンダル』があってからほぼ丸2年間、タイガー抜きのPGAの試合が続きました。
何となく見ている張り合いが無くなったところに、昨年の3.11の襲来。
タイガーの復活どころか、自分たちの復活が焦眉の急になってしまいました。

毎週必ず見ていたNHK-BSのアメリカPGAツアーの試合も、もうどうでもよくなりました。
その間、タイガーはスキャンダルがもとで離婚をし、長年コンビを組んでいたキャディが去って行き、本人は治療のため入院。
いったんは何もかも失って、落ちるところまで落ちた感じでした。
そして、清算を済ませて大舞台に戻り、見事復活を果たしたのです。

これからまた「うっ、うそだろう?!…そんなことがあるのか?!」
というゴルフを堪能させてくれそうです。

正直、タイガーほどの実力者ならあそこまで堕ちて何もかも清算しなくとも、ゴルフは続けられたかもしれません。
しかし悪いことは悪い、きちんと清算を済ませた男は本当に強い!

悪いことは悪い、きちんと清算を済ませられない国にいて、ため息交じりに思いました。

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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