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【 ゲンパツが二酸化炭素(CO2)の排出量を減らすというのは本当の話ですか?】《3》

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所要時間 約 9分

新型原子炉より8割も安い金額で、同じ出力の太陽光・風力発電システムを完備できる

欠点の多い20世紀の原子力技術をリサイクルして、21世紀に新たな問題を作り出すような愚は避けなければない
二酸化炭素(CO2)排出量を削減するために、処理不可能な放射性核廃棄物を作り出すほど愚劣なことはない

 

アーニー・ガンダーセン / フェアウィンズ 2016年10月19日

 

地球温暖化防止のため、8兆2千億ドル(約965兆円)もの費用をかけて1,000基の原子炉を建造する?!

もっと安い費用でもっと効果的な選択肢があるはず…冷静に考えれば誰もが気づくはずです。

電力産業とは利害関係を持たないラザール・フィナンシャリー・アドバイザリー・アンド・アセット・マネジメントは、そのわずか20%の金額で同じ出力の太陽光発電システムあるいは風力発電システムを整備できると試算しています。

 

しかも1,000基の原子炉を建造するのにいったいどれだけの時間がかかるのでしょうか?

その間CO2(二酸化炭素)の排出が待ってくれるわけではありません。

 

2016年度の世界原子力産業の現状報告によれば、2006~2016年に作動を開始した46基の原子炉・原子力発電所の平均建設時間は10.4年でした。

これには建設候補地の選定作業、技術開発、申請許認可業務などの時間は含まれていません。

これは太陽光発電所が設計から建設完了まで概ね2年しかかからないのと、実に対照的です。

 

新たに1,000基の原子炉を建造するのに35年という歳月が必要ですが、その間に地球のCO2(二酸化炭素)濃度は70ppm増加することになります。

そしてこれらの原子炉が稼働を始めても、放出されてしまったCO2(二酸化炭素)は減る事はありません。

 

原子力発電を支持する人間たちは、将来いつの日か、そして何らかの方法によって原子炉を建造するための費用が低減されるはずだと主張しています。

そして建設にこれ程時間がかかるのも、いつかは『過去の話』になるだろうとも…

しかし私には原子力発電を推進する人間たちが、2030年には安価でしかも建設に時間がかからない原子炉のプロトタイプを完成して見せるからもっと金を出してくれ、そう言っているようにしか聞こえません。

 

これら原子力発電の効用を盲信している人々は、原子力発電にはまだまだたくさんの可能性があると主張しています。

実例として挙げられているのが進行波炉(しんこうはろ)、小型モジュラー炉、ナトリウム冷却高速炉、キセノンガス冷却炉、トリウム原子炉、などのいわゆる第4世代原子炉です。

原子力産業界とその政界工作担当者たちは、各国の政府から多額の補助金を引き出そうとして、これら空想的な原子炉のアイディアを次から次へと持ち出しています。

 

世界的な気候変動の問題は、今生きている私たちの世代が解決しなければならない問題です。
二酸化炭素(CO2)排出量を削減するために、極めて高額な費用を必要とし、しかもその上限がわからないほど高額な上、1基建造するのに10年以上時間時間がかかる原子炉を2030年から作り始めるという計画に各国政府が貴重な資源と時間を費やすことになれば、地球温暖化問題は尚一層悪化してしまうでしょう。

幸いなことに再生可能エネルギーによる発電手段はすぐにでも活用可能であり、二酸化炭素(CO2)排出量を削減するために必要なタイミングで、必要な規模で設備することが可能なのです。
しかも必要な費用は原発とは比べ物にならないほど少なくて済むのです。

 

新しい原子炉を建造するということは、21世紀の問題を解決するためにに20世紀の技術を使うということです。

 

世界的な気候変動の問題は、今生きている私たちが解決しなければならない問題です。
二酸化炭素(CO2)排出量を削減するために、極めて高額な費用を必要とし、しかもその上限がわからないほど高額な上、1基建造するのに10年以上時間時間がかかる原子炉を2030年から作り始めるという計画に各国政府が貴重な資源と時間を費やすことになれば、地球温暖化問題は尚一層悪化してしまうでしょう。

 

幸いなことに再生可能エネルギーによる発電手段はすぐにでも活用可能であり、二酸化炭素(CO2)排出量を削減するために必要なタイミングで、必要な規模で設備することが可能なのです。
しかも必要な費用は原発とは比べ物にならないほど少なくて済むのです。

新しい原子炉を建造するということは、21世紀の問題を解決するためにに20世紀の技術を使うということです。

もっと深刻な問題があります。
二酸化炭素(CO2)の排出量を減らすために世界中で原子炉を稼働させれば、世界中で放射性核廃棄物という他の物質とは比較にならないほど危険な物質を作り出すことになります。

 

原子力発電をあくまで推進しようとしている人間たちは、私たちにこう思いこませようとしています。
根本的処理が不可能な極めて危険な放射性核廃棄物を、25万年の間安全に保管し続けることができるほど人類の能力は高い。
一方で太陽光発電によって生み出した電気を一晩中通して蓄えておけるほど、人類の能力は高くはない。
こんな主張に同調できるはずがありません。

 

20世紀の欠点の多い技術をリサイクルして、21世紀に新たな問題を作り出すような愚は避けなければなりません。
莫大な費用と長期に渡る建設期間が必要な新しい原子力発電所を建設することは、世界的な気候変動の問題をかえって悪化させてしまうことはすでに証明されました。
原子力産業界が張り巡らせている二酸化炭素(CO2)の煙幕を吹き払い、原子力発電以外のはるかに少ない費用で短い期間で設備することが可能な再生可能エネルギーを活用して地球温暖化の問題と取り組むことの方が、はるかに合理的な選択であるはずです。

 

〈 完 〉

http://www.fairewinds.org/demystify//demystifying-nuclear-power-nuclear-powers-carbon-dioxide-co2-smoke-screen

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【 避難が進まず、深刻化する難民の人道的危機 】《1》

 

アメリカNBCニュース 2016年12月16日

 

シリアのアサド政権の勢力が反乱軍からアレッポを奪還しましたが、双方の非難の応酬が続き、一般市民の避難が進まない状況に陥っています。

2016年12月16日にアレッポの反政府勢力の勢力圏だった西部から避難する市民。(写真上)

アレッポ市内の孤立した地域から市民と反政府勢力の兵士を避難させる取り組みが始まった2日目、市民の脱出準備が進んでいたにもかかわらず、政府と反政府側の非難の応酬が激化したため突然停止しました。

 

12月15日アレッポ東部から一般人と反政府勢力の戦闘員を避難させるため、政府軍の勢力下にある地区に駐車するバスの車列。(写真下・以下同じ)

シリア国内に駐在している人権監視団体は、市民と反政府勢力の避難が15日に始まったものの、合計8,000人(約3,000人の戦闘員と300人以上の負傷者を含む)が呈したままのバスと救急車内に待機させられていると報告しています。

12月15日、アレッポの南郊で救急車内で避難を待つ負傷した男の子

12月15日、負傷した女性を載せた荷車を押す男性。

12月15日孤立した地区から避難する住民。

http://www.nbcnews.com/slideshow/thousands-evacuated-rebel-held-aleppo-n696996

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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