星の金貨 new

星の金貨 東日本大震災や音楽、語学、ゴルフについて語るブログです。

ホーム » エッセイ » 【 イランの核科学者・技術者5人、次々と暗殺される 】

【 イランの核科学者・技術者5人、次々と暗殺される 】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

所要時間 約 6分

アメリカNBCニュース 1月11日

ブライアン・ウイリアムズ :
アメリカの人々は今朝、驚くべきニュースを目の当たりにしました。
テヘランで通勤途中の核科学者が暗殺され、アメリカとイランの緊張関係がさらに悪化する懸念が出てきました。
この日の白昼堂々と行われた暗殺は、まるで映画のワンシーンのようでした、
誰の犯行かまだはっきりしたことはわかりませんが、イランはアメリカとイスラエル、特にシオニストを非難しています。
海外特派員チーフのリチャード・エンゲルがスタジオに来ています。

レポーター(リチャード・エンゲル) : こんばんわ、ブライアン。
今日発生した暗殺事件はイランの核開発計画に対し、水面下で進行している長い戦いのひとつです。
午前8時ごろ、一人のイラン人核科学者が出勤しようとしていました。
目撃者によると、オートバイに乗った2人組が背後から近づき、磁石付の小型爆弾を投げつけ、車の流れの中に紛れ込んで逃走しました。
この直後に爆発が起き、科学者とボディーガード兼運転手の二人が殺害されました。
標的になったのはイランのウラン濃縮のサイトで働いていた、32歳のムスタファ・ロスハンです。

2週間前にもイランの別の核科学者が暗殺されています。

昨年11月最初の1人が殺害され、これまでミサイルの専門家を含む問題の核実験施設の関係者5人が殺されました。
イランは11日、イスラエルと米国を非難する声明を発しました。

クリントン国務長官「イラン国内の暴力事件にどのような形でも米国が関与していることを、断固として否します。」

レポーター : イスラエル当局は これらの殺害への関与について一切公式のコメントを出していませんが、元情報当局担当者は明らかに満足の意を表しました。

元モサド長官「全面戦争に至らない戦いで済むなら、全面戦争の恐怖から免れることができるはずです。」

レポーター : 今日起きたジェー ムズ・ボンド・スタイルの攻撃は、イランの核開発計画がもたらす、大きな緊張が続く中で起きました。

先月アメリカ議会はイランに対する厳しい制裁措置を承認し、すでにその通貨の流通量は20%減少しています。
イランは現在の状態を戦争であると宣言し、報復をほのめかし、ミサイルの発射訓練などを行って軍事力を誇示しています。
さらに原油輸送の玄関口であるホルムズ海峡を封鎖するとの脅迫も行っています。
アメリカ第5艦隊は、ホルムズ海峡の安全確保は可能であると談話を発表、NBCテヘラン支局長は イランは追い詰められつつある、と話しました。
NBCテヘラン支局長「ここでの緊張は高まっています。経済制裁がじわじわと効果を発揮し、イラン政府は敵はそこまで来ている、と警告を発しました。イラン政府は宣戦布告の無い戦争状態に入っている、と感じており、今回の暗殺事件は何らかの報復行為に結びつく可能性があります。」

レポーター:イランは現在行っている核開発は平和利用が目的だと主張し、今後も計画を推進すると強調しました。
このためのリスク、アメリカがイランと戦争状態に入る危険性ですが、核疑惑と石油がらみ、という事を考えると、新たな戦争が起きる可能性は否定できません。

ブライアン・ウィリアムズ : ほとんどの人はこの問題が戦争などに発展せず、一刻も早く収束することを願っているはずです。
リチャード・エンゲル、レポートをありがとう。

Visit msnbc.com for breaking news, world news, and news about the economy

+ – + – + – + – + – + – + – + – + – +

A.J.クィネルというアメリカの作家の「スナップ・ショット」という小説を読んだ事があります。
サダムフセイン統治下のイラクが核開発施設を建設したとき、イスラエルのジェット戦闘機2機が飛来、空爆によって施設を壊滅させた実際の作戦を小説化したものでした。
小説はイラクに侵入した工作員が、秘密にされていた施設の場所を探り当てて写真撮影し、イスラエルに戻って復命するまでのスリリングな物語でした。
このときのイスラエルの作戦責任者が、現在のネタニヤフ首相だったそうです。

しかし、イランの核科学者・技術者がこれまで5人も暗殺されていたなんて、日本のニュースだけ見ていたらまったく解らない事でした。
確かに核兵器開発は許せませんが、これで武力衝突でも起きれば、私たちの心証はイランに対し一方的に悪いものになっていたでしょう。
戦前、一部の帝国主義者・軍国主義者のお先棒を担ぎ、日本に勝算のない戦争を始めるよう国民を煽った日本の『大』新聞。
太平洋戦争中、大本営発表なるものを国民に垂れ流し、日本を壊滅の縁にまで追い込んだ日本の『大』新聞。
そして今、原発問題を始め、意図的に「伝えない」事によって国民の目を欺こうとする日本の『大』新聞。
その本質が何も変わっていない事を、私たちは肝に銘じなければならないのかもしれません。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事に関連する記事一覧

このサイトについて
ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
最近の投稿
@idonochawanツィート
アーカイブ
カテゴリー
メタ情報