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【 世界に対し、武力では無く、『智』による影響力の行使を 】

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所要時間 約 8分

ヒラリー・クリントン前国務長官、離任演説&写真集[軌跡]

アメリカCNNニュース 1月31日
(写真をクリックすれば、大きな画像をご覧いただけます)
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アメリカのヒラリー・クリントン前国務長官は、その離任にあたり次のような内容の演説を行いました。

世界情勢に影響力を持つ、その「力」の質が今、きわめて速いスピードで変化し続けています。こうした環境の変化に合わせ、アメリカ合衆国は『智』による影響力の構築を急がなければなりません。

クリントン前国務長官は1月31日木曜日、外交問題評議会(1921年に作られた、アメリカの対外政策に最も強い影響力を持つとされる非営利のシンク・タンク)において、一般聴衆に向け、以下のような演説を行いました。
アメリカ合衆国は今後、第二次世界大戦以降、外交問題に大きな影響力を行使してきたこれまでの諸機関に代わり、ソーシャル・メディアなどの新たなテクノロジーを駆使する企業家や市民活動家と協力しながら、その外交政策を展開していかなければなりません。
「私たちはギリシャ時代から続く建築概念を一変させた、フランク・ゲーリー(ディズニー・コンサート・ホールなど、きわめて斬新な建築物を世に送り出したアメリカの建築家)よりもさらに新しい概念を持った、外交政策を構築する必要があります。」
「フランク・ゲーリーの建築物は一見、奇をてらっただけのもののように見えるかもしれません。しかし実際にはきわめて合理的で、洗練されているのです。」
「アメリカはかつて、しばしば世界に比類ない影響力を行使してきました。しかし私たちは今、それをいったんバラバラにし、全く新しい材料を使い、これまでには無かった構造のものに作り変える必要があります。」

クリントン前国務長官は、アメリカ合衆国政府にはそれを成し遂げるだけの世界的立場を、すでに手にしていると指摘しました。

「そうして初めて私たちが本来持っている開放的性格、あらゆるものを革新していく力、多様性、そして何よりも人権と民主主義を大切にする国民性が、互いに補い合うこれからの国際関係の中にあって、ひときわ輝きを増すことになるでしょう。」

クリントン国務長官は2月1日付で、その職を解かれることになります。
後任はマサチューセッツ州選出のジョン・ケリー上院議員であり、2月5日火曜日に正式に就任することになります。

【 写真集 : ヒラリー・クリントンの軌跡 】

当時のリチャード・ニクソン大統領に対する弾劾を行った、ロデイーノ委員会の弁護士だった時のヒラリー・ロダム(旧姓・写真中央)。1974年、米国連邦ぎかい国会議事堂の司法委員会聴問室。(写真下・以下同じ)
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アメリカCBS放送のスタジオで、照明器具が落下した際、ヒラリー・クリントンを思わずかばうビル・クリントン大統領候補。左はCBSの看板番組『60分』の当時の司会者、ドン・ヒューイット。1992年1月。
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アメリカ大統領選挙でイリノイ州を制した瞬間のクリントン夫妻。1992年3月。
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ニューヨークの演説会場で、聴衆の歓呼に応えるクリントン夫妻とアル・ゴア副大統領夫妻。1992年8月。
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議会内のクリントン夫妻。1993年。
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モニカ・ルウィンスキーとのスキャンダルについて会見を行うクリントン大統領を見つめる、ヒラリー夫人。1998年1月。
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民主党大統領候補者を選出する選挙の前哨戦となる民主党大会会場で。演説を行うヒラリー・クリントン。2007年1月。
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民主党大統領候補者選出のための演説会会場で。左に居るのは長女のチェルシー・クリントン(現アメリカNBCニュース特派員)。2008年1月。
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民主党大統領候補者選出のため全国を回る飛行機の中で、バラク・オバマ候補と談笑するヒラリー・クリントン。2008年6月。
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オサマ・ビン・ラディン殺害の瞬間を見守る、オバマ大統領、クリントン国務長官と合衆国政府の要人たち。2011年5月。
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http://www.newyorker.com/online/blogs/photobooth/2013/02/climate-fury-devastation-in-the-sundarbans-bangladesh.html#ixzz2JyjZE9Ac
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【 写真集 : 土地が消えてしまった農村 】
荒廃するバングラデシュ・サンダーバンズ

エリッサ・カーティス / ザ・ニューヨーカー 2月1日
(写真をクリックして、大きな画像をご覧ください)

サンダーバンズの森の奥、シャムナガール、サトヒーラ。

サンダーバンズの森の奥、シャムナガール、サトヒーラ。


世界最大のマングローブの林があり、絶滅の危機に瀕するベンガルトラが生息することでも有名なバングラデシュのサンダーバンズを繰り返し襲った自然災害は、この地を壊滅状態に追い込んでしまいました。

インドとの国境沿いにあるバングラデシュのサンダーバンズは、2007年のサイクロン『シダー』ソシテ2009年に襲った『アイーダ』により3,500人の死亡が確認され、その倍以上の人々が行方不明となりました。

6メートルを超える高潮が一帯を水浸しにし、川や湖とベンガル湾との間に築かれた堤を破壊してしまい、この地の生態系を激変させてしまったのです。

バングラデシュのカメラマン、イスマイル・ファードウズは、2011年以来、これらのサイクロンが引き起こした惨禍、すなわち地面が消えてしまった場所で生き抜こうとする人々の姿を撮り続けています。
作物を育てられなくなった農夫たちは腹を空かせたベンガルトラに襲われる危険を冒しながら、森の奥深く入り込み、魚を獲ったり蜂蜜を集めなければなりません。
飲み水が極端に不足し、雨水をためて飲料水にしています。

「あらゆる場所が水浸しになっています。」
ファードウズがこう記しています。
「しかし口にできる水は一滴も無いのです。」

健康管理と衛生管理をしっかりと行うよう指導し、塩水に使った土地でも育つ植物の苗を持ってサトヒーラに向かうNGOの職員たち。
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35歳のムスタファはサトヒーラでカニの養殖をして糊口をしのぐ。かつては農夫だった彼の畑は、もう何も育たない不毛の地と化してしまっている。(写真下・以下同じ)
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雨水を溜めてビニール袋に入れられた飲料水。
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水田だった場所にある井戸も、今はもう使えない。
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サトヒーラの住民総がかりでの、堤の修復作業。
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サトヒーラの住民たち。
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チャン・ミアも耕すべき田畑と先祖代々の墓を失った。
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http://www.newyorker.com/online/blogs/photobooth/2013/02/climate-fury-devastation-in-the-sundarbans-bangladesh.html#ixzz2JzrfESOm

 

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