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【 フランス民間機関が脱原発スケジュール公表 – 2033年までに全原子炉を廃炉に 】〈後編〉

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所要時間 約 8分

原発を廃炉にするのに、右も左も関係ない
[ 原発とは人類にとって何なのか、何だったのか?! 〈第9回〉]
ドイチェ・べレ(ドイツ国際放送) 1月3日

[ネガワット]は2011年8月29日パリで原子力発電の終了についてのプレゼンテーションを行いました。
「フランスの原子力発電所の80%は1977年と1987年の間に完成し操業を開始しました。」
WISE(エネルギー問題に関し世界的に情報の分析・提供を行う独立機 関)のパリオフィスの代表を務め、[ネガワット]の原子力発電の専門家であるイヴ・マリニャックが述べました。
「これらの原子力発電所の平均寿命を40年と定義すれば、フランスの原子力発電は2027年に終了しなければならないことを意味します。」
マリニャックによれば、フランスは新しい原子炉を建設しない場合、2027年 から6年以内に現在の一連の原子力発電設備を段階的に廃止する必要があります。

「再生可能エネルギーが軌道に乗るまでには時間がかかりますので、原子力発電所の停止を前倒しして行うことは不可能ですが だからと言って安全性の観点から、これ以上この問題を放置することは許されません。」
マリニャックはこう述べています。

▽ タブーを破る

原子力発電を話題にすることは、フランスではタブーです。

昨年末、フランスの野党社会党と緑の党は、原子力に関する国の依存度を逆転させる運動を一緒に展開することに合意しました。
彼らは2025年にはフランスの電力需要に占める原子力発電の割合 を現在の75%から50%まで削減するという共通の政策を掲げることを約束しました。
この政策は原子力発電に対するフランスの政治的コンセンサスの終了を意味し、サルコジ政権による強い批判にさらされています。

この政策はまた、フランスのエネルギー需要が高まっているとする主張が、まやかしであることを証明できるかもしれません。
この部分はまさに[ネガワット]が強く指摘する部分です。

「技術が進歩することによって、エネルギー需要は大幅に削減することができます。」

[ネガワット]のマーク・ジェドリツカが話してくれました。
技術の進歩には建物の断熱効果の向上、電気自動車への切り替え、職住近接の実現などが含まれます。
「私たちのスローガン『もっと節約できます!』は、フランスの人々に生活の仕方について、もう一度見直すことを提案しているのです。」
ジェドリツカはドイツの原発全廃の取り組みが、フランスの前例として生かされることになるだろう、と話しました。

彼はまた、人為的に合成されたメタンガスから発電する方法についても、学ぶべきことが多くある、と話します。
「ドイツとフランスでは政治背景が異なるものの、ドイツはこの分野でも先駆的役割を果たしています。」

フランスのムードも徐々に変化してきました。
[ネガ ワット]のキャンペーンは、今や左右両陣営から関心を集めています。

ビジネス雑誌の『シャラージュ(英語のChallenge)』は、[ネガワット]の提案は「前向きな新たな道」であり、「発電分野における地殻変動」であり、「この方法による原子力発電の廃止」は来たる べきフランスの大統領選挙において、決定要因の一つになることは間違いない、と述べています。
〈 完 〉

http://www.dw-world.de/dw/article/0,,15641172,00.html

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第一部が後篇で、第二部は前篇で、と面倒な構成になり、恐縮です。
第一部、フランスの脱原発への具体的プランが、民間から提示されたことは、何ともうらやましく思います。
「お上がやったことは、お上が何とかしてくれるだろう。」
昨日も書きましたが、この考え方を捨てない限り、日本を未曾有の不幸が襲うことになりかねません。
すでに大量の核廃棄物、放射性廃棄物、放射能汚染水の行き場が無くなってしまった日本。
ここをうやむやにさせては、次以降の世代の未来はあまりに不幸です。

第二部、赤ちゃんが大笑いする動画を見て、喜んでいる場合ではありませんでした。
今週初めからツイッターなどもオーロラの話題が増えていたことには気がついていましたが、オーロラが美しいというだけの話ではないと知り、少々あわてました。
大量の放射線が地球に降り注いでいたのですね。
自然界にもこれだけのリスクがある、そんなことを深く考えもせず、『地震列島』の上に原子力発電所のようなそれだけで人間がにっちもさっちもいかなくなるようなものを次々建設し、実際に進退窮まってしまった日本。

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【 太陽で大規模爆発が発生、放射線が地球を直撃 】 〈前篇〉

アメリカCBS放送 2012年1月24日

この6年間で最大となる、太陽で起きている急激な動きを見せる爆発によって太陽嵐が発生し、そこから放たれた放射線の地球への衝撃が続いています。
太陽で発生したフレア(巨大な炎がぱっと燃え上がる現象)は、1月22日・日曜日午後11時(世界標準時4時 : 日本時間午前11時)に発生、3回にわたる発生により、地球に3度の衝撃を加えました。

コロラド州にある国立海洋環境研究所の宇宙天気予報センターによると、最大の問題は放射線です。
アメリカ気象庁の宇宙気象予報センターが24日火曜日に公開した、地球の極点の大気の上層部分に太陽の放射線嵐が達している図を見ると、太陽嵐の概要を理解することができます。

放射線によって宇宙にある人工衛星が制御不能に陥ること、そして宇宙飛行士に対する影響も懸念されています。
宇宙気象センターの物理学者ダグ・ビーゼッカーはこの影響により、極点を通過する航空機で 通信障害が発生する恐れがある、と語っています。
日曜日に太陽で発生したフレアは約一時間後には地球に到達しますが、この状態が25日水曜日まで続くものと思われます。

観測された放射線レベルは強いものですが、さらに深刻な嵐がこの後発生する見込みです。
国立海洋環境研究所が設けた基準で2段階上回る、深刻であり極端とも言える放射線が到達する恐れがある、とビーゼッカー氏が語りました。
今回到達したものですでに2005年5月以来、最も強力な放射線量を記録しているのです。
この放射線は陽子の形で、太陽から時速9,300万 マイル(時速1億5,000万キロ)のスピードで飛び出します。

一方、NASAは現在のところ、宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士に危険はない、とコメントしました。
「地球と木星の間の宇宙空間も陽子に満たされており、このようなものから逃れる術は無いのです。」
ビーゼッカー氏はこのように語り、あと二日ほどはこの状態が続く、と語りました。

NASAの宇宙飛行管理官と太陽の専門家が太陽のフレアが引き起こす影響について検討した結果、国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士6人については、今のところ特別な対応策は必要ない、と結論した、と国立海洋環境研究所宇宙気象予報センターの広報官ロブ・ナビアス氏が語りました。
〈つづく〉

 

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