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【福島J-ヴィレッジ潜入記 : 使い捨てられる人々】〈第4回〉

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所要時間 約 9分

「専門家が懸念する、多重債務者への『外注』原子炉点検」

Cordula Meyer / デア・シュピーゲル(ドイツ)2011年9月21日

▽ 1日100ユーロ(11,000円) をかせぐために

渡辺博之さんはJ - ビレッジの皆々に位置するいわき市の市議会議員です。
過去2年間、彼は東京電力がどこから作業員を連れてくるのか、突き止めようとしてきました。
「そのやり方には危険がつきまとっています。日本最大の企業がこうしたやり方をしていることは、まさに驚くべきことです。」
事実、東京電力は何年にもわたり、誰にもわからない方法を用いて福島第一原発の作業員をかき集めてきました。
2008年、日本原子力産業フォーラムの北村敏弘氏は、日本の電力会社を批判しました。
「日本の電力会社は原子力発電所の点検作業を、外注作業として多重債務者にやらせている。」
原子力発電所の専門家たちの懸念の主なものは、こうした作業員が正規の技術者に比べ、原子炉には通暁していない、そのために生じる危険にありました。

渡辺さんによると、東京電力はこれらの労働者に一日1,000ユーロ(11,000円) の支払いをしますが、未熟な作業員の中には一日100ユーロ(1,100円)しか受け取れない作業員もいます。
「そうした人々は年を取っているか、生活困窮者のどちらかです。いずれも正規雇用ではなく、限られた就職機会しかありません。」
彼らの中には書面での正式な契約すら結んでいない者もいる、と渡辺さんは言います。

「彼らが被ばく限度量に達すると、仕事を失い、人材派遣会社が代わりの要員を送り込むだけのことなのです。」

渡辺さんは作業員が正当な支払いを受けられるようにしたい、と思っています。特に一番末端の作業員こそ、労働組合を持つべきだと彼は語りま す。
「もし問題が起きても、誰に相談することもできない。」
いわき湯本にある幡豆レストランで7人の同僚と一緒に夕食をとりながら、一人の若い作業員が話してくれました。
彼らは食事をしながらビールを飲み、ひっきりなしに煙草を吸っています。
男たちは誰も福島第一原発のことを話したがりませんが、好きであろうとなかろうと、彼らはその仕事をこなさなければなりません。
彼らは家族についても会話し、そして放射線がもたらす恐怖についても、語り合います。

▽ 『誰かが、しなければならない』

隣の部屋では24歳になるユタカが、靴下やTシャツを洗濯機に放り込んでいます。
彼はカラーをコーディネイトして格子柄のズボンとポロシャツを着ています。
毎晩彼はペンションの中の自分の部屋で、現在の放射線被ばく量を測定しています。
「正直なことを言えば、妻は私の被ばくについてすごく心配しています。」
しかし彼は今、辞めるつもりはありません。
「誰かはこの仕事をやらなければなりません。」
彼は原発内で休憩室を管理しています。
彼の妻は避難以来、彼とは遠く離れて暮らしています。
「私たち夫婦が元の家に帰れるかどうか、それはわかりません。」

たくさんの原発作業員の存在が、いわき湯本の街の根本的に変えてしまいました。
避 難区域の南端にあるこの小さな町は温泉が出ることで知られ、たくさんの観光客が訪れていました。
しかしもう観光客の姿は無く、住民たちも避難していきました。
代わりにこの有名な温泉街は、原発作業員であふれかえっています。
今では1,000から2,000人程の作業員がここで暮らしている、ととあるホテルのオーナーが話しました。
その作業員の多くが、近くJ-ビレッジのグランド内に設置されたトレーラーハウスに移り住む予定です。

いわき湯本に住む一人の作業員は、立ち入り禁止区域内の今は打ち捨てられてしまった町、富岡町からやって来ました。
彼はマールボロ・メンソールのたばこを吸い、両腕両脚に入れ墨をしています。
日中、彼は原子炉4号機の前で、汚染除去システムに使う塩ビ管を組み立てています。

彼にとって一番つらいことは、毎日の職場への移動だと言います。
バスはかつての彼の家の前を、往復2度通過します。そしてかつて彼が遊んだパチンコ店の前も。
「何もかも、空っぽになってしまったのを見ていると、悲しくなるよ。」
彼は故郷の街の通いなれたパチンコ店で遊ぶ日が、再びめぐってくることを待ち望んでいる、そう語りました。

〈完〉

http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,786650,00.html

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【 火星に生命体?! 今度こそ明らかに 】

アメリカNBCニュース 11月26日 

NASAの人々は、それを火星探査モンスター・トラックと呼んでいます。
そして今夜、世界最大の地球外探査衛星は、赤い惑星 - 火星に向かっています。
NASAにとって今回の新たなミッションは、生命の起源を探るという大きな目標と大きな危険性が隣り合わせになっています。
NBCのトム・コステロがお伝えします。

「3、2、1…」

リポーター:ケネディ宇宙センターから、サターン5型ロケットが打ち上げられました。NASAが火星に対し、もっとも先進的かつ野心的なミッションを開始したのです。
赤い惑星 - 火星までは1億5,400万マイル(約4億km)の距離があり、到達まで8ヵ月以上を要します。
来年8月、超音速パラシュートが徐々に速度を遅くしながら、科学探査装置を火星表面に降下させます。
この作業には高い危険が伴います。
火星の地表60フィート(18メートル)上空から、スカイクレーンが火星探査車両をゆっくりと注意深く地表に降ろします。
着地した探査車両は、他から操作されること無く、生命の痕跡、そしてできれば現存する生命体を求めて調査を開始することになります。

宇宙生物学者バメラ・コンラッド
「火星について、すべての謎が解明されることになるでしょうか?絶対にそうなりますよ!解明されるべき目標ははっきりしています。今回は手がかりが得られるだけには留まらないでしょう!」

リポーター: 注目は火星の太陽光の下でも長距離走破が可能な、高さ6フィート以上の6輪の探査車両『キュリオシティ』です。
火星の岩と土サンプルを分析して、その結果を地球に報告します。
火星のクレーターが散在するエリアで、NASAは着陸地点について慎重に選定を行いましたが、高地クレーターの中、ひときわ高くそびえる山にその場所を決定しました。
科学者たちはこの場所で、火星の歴史を明らかにする堆積層を発見できると信じています。
また、湖と川の存在に関する事実も明らかにします。

リポーター: この科学者は、火星にはかつて非常に温暖な環境があったことを明らかにする証拠について言及します。

コロラド大学惑星生物科学ライアン教授「おそらく今回、そのことが明らかになるでしょう。」

リポーター: その可能性は大きな命題を提供することにもなります。
NASAは長い間、火星を汚染しないよう地球上のどのような細菌であっても、火星に持ち込まないようにしてきました。
これまで高解像度カメラが火星の地表の下に、氷の層が存在することを明らかにしています。
火星には生命体が存在するのか、あるいは過去に生命が存在したのか、今回の『キュリオシティ』の調査で決まることになるでしょう。

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