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【放射能汚染・こどもたちの真のガン発生割合】〈第2回〉[フェアウィンズ]

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所要時間 約 9分

「統計に高齢者を含めれば、全体の発がんリスクを下げる操作ができる」
「年間2ミリシーベルト以上の被ばくで、発がんリスクは明らかに上昇する」

アーニー・ガンダーセン / フェアウィンズ

Cancer Risk To Young Children Near Fukushima Daiichi Underestimated from Fairewinds Energy Education on Vimeo.

この問題はBIER[電離放射線の生物への影響]の見解へと私を導きます。
BIERの報告によれば、放射線被ばく線量とガン発生割合には相関関係があります。
つまり比例しているという事です。たくさんの放射線を浴びれば浴びる程、ガン発生確率は高くなっていきます。
低線量であれば、ガン発生確率も低くなります。ガン発生確率は被ばく線量により、直線的に上がったり下がったりします(関数のような複雑な計算は必要ないという事)。
BIERはこれをLNT直線 と呼んで、ある一定の値を境にガン発生確率が急に高くなったりすることは無い、という見解を示しています。

BIERは以下のような説明を行っています。
もし100レム、すなわち1シーベルトの放射線被ばくをした場合、ガン発生確率は10人に1人の割合になります。それを10レム、すなわち100ミリシーベルトの被ばくに抑え込むことができれば、ガン発生確率は100人に1人の割合になるのです。
さらにもう1段階低減させ、それを1レム、すなわち10ミリシーベルトの被ばくに留まれば、ガン発生確率は1,000人に1人の割合になります。

現在日本では、政府が空間線量が2レム、すなわち20ミリシーベルト以下の場合には、人々は汚染地域に戻ってもよい、と許可しています。
現在立ち入り禁止になっているこの地域に戻っても、がんを発症するのはたかだか500人に1人の割合に過ぎない、 政府は進んでこうした見解を示している、そのように言って良いと思います。

しかし、実際はそれよりも悪いものです。
BIERの報告は全人口を対象にしたものであり、若者から老人までが含まれています。高齢者はガンになる前に他の疾患や寿命により死亡する確率が高くなります。一方若年層は新陳代謝が早く寿命も長いため、統計を取るとがんの発症割合は高いものになります。
BIERの報告書の中の12 – Dの表を見ると、全年齢平均と比較して若い女性のガン発症割合が5倍になっていることに気づくはずです。
したがって20ミリシーベルトの被ばくをした福島の若い女性の場合、ガン発症割合はその5倍の被ばくをしたことと同じになってしまう、という事になります。
つまり、福島県内で20ミリシーベルトの被ばくをした場合、若い女性に限っては100人に1人の割合でガンを発症してしまう、という事になります。
そして1年について20ミリシーベルトの被ばく、これを5年単位で考えると100人のうち5人がガンを発症することになります。

目下の所BIERの報告書はガンについてしか触れていませんが、もちろん放射線による障害はガンだけではありません。
したがってフクシマの実状ははるかに悪いものである、と考えられます。

問題はさらに二つあります。
ひとつ目はBIERの報告書がホット・パーティクル(放射能を持った粒子状物質)の問題を扱っていない事です。
ホット・パーティクルを吸い込んでしまった場合(子どもたちが手についたセシウムをのみ込んだり吸い込んだりした場合)について、私たちはこの報告書のあるウェブサイトを広い範囲にわたり見てみましたが、確認する事ができませんでした。


〈肺組織に取り込まれてしまったホット・パーティクル〉

もうひとつはゴッダード博士が作ったビデオが気づかせてくれました。
それは日本の当局とIAEAが行った、ある仮定についてです。
それはいくつかの点で現在放射線量の測定が難しくなっており、もはやこれ以上の影響は考えられない、というものです。

しかし、この見解が示すのは実際に起きている事とは正反対の事実です。
その答えはこのゴッダード博士のビデオの中にあります。

ビデオの最後で、もういちど私が今日お話しした事をまとめさせていただく事にします。

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[ イアン・ゴッダード ]

福島第一原発の事故発生により、日本政府は放射線被ばく許容限度を1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げました。
子どもたちに対してすら、それをしたのです。

NHK : 文部科学省は子供たちの年間被ばく許容限度を年間20ミリシーベルトとしました。
イアン: 政府の 役人は年間20ミリシーベルトの被ばくなら安全だと言っています。
本当でしょうか?!

このビデオの中で私たちは日本政府の役人たちの安全性に関する言い分について、最近発行された研究結果と照らし合わせながら検証していきます。
この研究は原子力産業従業員を対象にした、これまでで最大規模の研究です。
15か国の400,000人について調査を行い、被ばく線量が年間2ミリシーベルトを境に、ガンによる死亡率が上昇することを突き止めました。
これは福島県内では「安全」とされている値の、実に10分の1なのです!
〈つづく〉

http://fairewinds.com/content/cancer-risk-young-children-near-fukushima-daiichi-underestimated
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フェアウィンズのアーニー・グンダーセン氏によるビデオの2回目です。
個別の環境・条件を考慮せずに、全体の「統計値」を当てはめてしまう事の危険性が指摘されています。
つまり、高齢者の場合は他の疾患や老衰などで亡くなられるケースが多いため、結果的に「死亡原因は放射線被ばくには関係ない」 とされ、統計全体の数値に影響する。
そうした数値まで含めた「統計結果」を、たとえば最も放射線被ばくの害を受けやすいとされる幼い女の子にあてはめてしまえば、誤解が生まれやすい。
そしてその誤解はたちまちに悲劇につながる可能性がある、という事です。

このような見解に日本という国が踏み込もうともせず、「安全だ、だいじょうぶだ!」と繰り返すその姿勢には、この国の未来そのものである子どもたちを何としても守る、守ってやる!という気概などまるで感じられません。
そう思うのは、私だけでしょうか?

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【 三日月・木星・火星のダンス 】

アメリカNBCニュース 2月27日

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ここ数日間、北半球の夜空で壮大な星のショーが展開されているのをご存知ですか?
それは今夜も続いていますが、とにかく明るく輝いているため、あなたもすでに変化にとんだ星たちをすでにご覧 になっているかもしれません。
三日月、木星、そして火星がこの期間は一直線に並び、まるでダンスを楽しんでいるかのように移動していきま す。
晴れた日なら、肉眼でもこの天体ショーを無料で楽しむことができます。

 

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