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【安倍政権の報道統制、日本国内の反対の議論を許さず 】《後篇》

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所要時間 約 9分

日本が武力行使をできるようにすることに反対する人間は『恥知らず!愛国心がない!』
日本の民主主義は今、危機に瀕している – 日本の報道機関にはその事を国民に伝える義務がある

ジュリアン・ライオール / ドイツ国際放送 7月1日

安倍メディア圧力
▽『恥知らず!愛国心がない!』

「明らかに日本の立場を悪くしようとしている数多くの恥知らずな、愛国心のない記事が数多くあります。」
百田氏はこう語ったと伝えられています。
この発言に続く議論では、政府の政策を支持しない報道機関に対しては経団連を通じて各企業に広告を載せないように働きかけ、経済的に圧力をかける提案が行なわれました。
別の講演者は、広告収入を減らすことが「メディアを懲らしめる、最も効果的な方法である」ことに同意したと伝えられています。

百田氏は沖縄県内にある米軍基地について、批判的報道を行っている琉球新報と沖縄タイムズを名指しして、この2つ新聞社を「つぶさなければならない」と攻撃しました。

野党の維新の会は、自民党が「傲慢」であると非難し、日本共産党は首相としての謝罪を要求しました。
中立的立場を取る毎日新聞は社説において、日本政府が報道の自由の統制を謀っていると批判しました。

古賀茂明氏
かつての政府官僚で、現在はフリージャーナリストとして現政権への批判を強めている古賀茂明氏は、
日本のメディアが公正中立であるべき姿勢を政治的圧力の前に捨ててしまったと批判するとともに、一連の騒動について『見過ごすことのできない、非難されるべき』行為だと語りました。

「報道機関の政治的立場がそれぞれ異なることはあって良いことです。しかしそれぞれが意見を表明する権利については、当然守られるべきです。」
ドイチェ・べレ(ドイツ国際放送)の取材に対し、古賀氏がこう語り、次のように続けました。
「言論の自由に関する市民の権利は、憲法第21条のもとで保証されています。
そして新聞がその編集方針のためにつぶされなければならないという提案を正当化する理由など、全くありません。」

▽ 自分たちは『憲法より上の』存在

報道の自由 1
「しかしながら、今回の騒動の渦中にあるこれらの人々、彼らはまさしく政治指導者の地位にありますが、自分たちの信条の方が日本国憲法より正しいものであり、さらには日本にとって大切だと考えているようです。」
奥村氏がこう語りました。
「これは私にいわせれば、この日本の民主主義が明らかに今、危機的状況にあることを示すものです。」
「日本の報道機関は、何よりもまずその事を国民に伝える義務があるはずです。」

政府内の一部にこの際報道機関の口を封じてしまいたいという願望が明らかに存在しているという事実は、現在国会で行われている安全保障関連法案の審議の結果がどのようなものであるかを暗示するものです。

政権与党の自民党は、連立パートナーである公明党とともに、衆議院、参議院の両院において過半数を超える議席を有しています。
しかし世論調査の結果は、日本を他国が関わる国際紛争に巻き込む恐れがあるこれらの法案に対し、国民の半数以上が反対であることを明らかにしました。

憲法解釈変更 7
「安倍首相、そして首相自身が編成し周囲を固めている『チーム・アベ』の考え方は、大半の日本の市民感情からずれています。」
奥村氏がこう語り、次のように続けました。
「今回の事件は対立する野党に、政治的駆け引きの願っても無い有利な条件を提供したことになります。
これを上手に利用すれば、安倍政権の支持率の低下につながり、自民党内に息づく傲慢さと選挙によって選ばれた国会議員としての自覚が欠如している問題を浮かび上がらせることが可能です。」

〈 完 〉
http://www.dw.com/en/japanese-government-punishes-faction-for-media-attacks/a-18555094
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太平洋戦争ー時代のドラマなどに必ず登場する人間、些細な過失や考え方が周囲とは少し違う人に向かって、かさにかかったようにして
「非国民」
という言葉を浴びせかけた、それと同じ人間がこの記事中にも登場します。
私は「非国民」と言って回った人間たちの品性を強烈に疑っています。
ジャンヌ・ダルクを『異端』として火あぶりにした人間たちと何が違うのでしょう?

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【 冥王星への最大接近 : 米国人工衛星 】《後篇》

アメリカNBCニュース 7月6日
(写真をクリックして、大きな画像をご覧ください)

冥王星
現在冥王星への接近に向け航行中のNASAの探査衛星『ニューホライズン』が7月4日に通信障害を起こした問題について、プロジェクトの総責任者であるジョンズホプキンス大学応用物理研究所のグレン・ファウンテン氏は通信の回復にかかった時間は15分間に過ぎなかったと述べました。
ファウンテン氏は4日にかけて衛星が撮り貯めた画像圧縮作業が、事前に行っていたテストの際の容量をオーバーしたために、今回の障害が発生したと見られると語りました。
「今後、コンピュータに過度の負担をかけることは亡くなります。」

障害を解消し、正常な探査能力を復活させるのに『ニューホライズン』は2日かかりましたが、その理由は2つあります。

第1に、この宇宙船は約50億キロメートル彼方にいます。
この距離は、光速で宇宙船に送られる信号が届くまで4.5時間かかり、返信を地球にある基地が受け取るまでにさらに4.5時間かかることを意味します。

冥王星04
第2の理由としてサウスウェスト研究所のアラン・スターン主任研究員は、5日と6日に予定していた観測を中止し、とにかく宇宙船の機能回復に集中することに決定したことを挙げました。
「とにもかくにもまず、冥王星に最接近した時の観測を最優先させることにしたのです。」

今回のプロジェクトでは全部で496件の観測業務を予定していましたが、5日と6日に予定していた30件がキャンセルされました。
しかしそれでも全体のプロジェクトにほとんど影響は出ないとスターン主任研究員が語りました。

スターン研究員は『ニューホライズン』が打ち上げられて9年間の間に9度緊急事態が発生したが、その都度乗り越えてきたと語りました。
「今度の事態について私たちが神経質になっているとお考えかもしれませんが、少なくとも私はそうではありません。」

冥王星06
▽ 冥王星との遭遇

『ニューホライズン』と冥王星との距離は現在900万キロメートルを切り、なおも毎時50,000キロメートルのスピードで近づいています。
そして7月7日には予定された冥王星の観察を、最接近する14日の二日後の16日まで行う予定です。
スターン研究員は7月14日は、マリナー4号衛星が初めて火星の観察に成功してからちょうど50年目にあたると語りました。
「私たちはマリナー4号衛星の時の5,000倍のデータを収集するつもりです。」
「冥王星はこれまで観察されたどの惑星とも異なる性質を持っています。トリトン(海王星の最大の衛星)との類似点を持っていますが、同じではありません。」
「これから私たちに、非常に複雑な物語を語ってくれることになりそうです。」


http://www.nbcnews.com/science/space/ok-nasa-new-horizons-final-approach-pluto-n387696

 

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