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【ウォール街を占拠せよ!】一周年記念デモ[米国NBC]

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所要時間 約 11分

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「ここは私たち国民の民主主義社会のはず。でもそれが今、本当に危なくなってきている。」

アメリカNBCニュース 2012年9月17日
(掲載されている写真をクリックして、大きな画像をご覧ください)

『ウォール街を占拠せよ!』の運動が始まってからちょうど一年、ニューヨークの繁華街が再び抗議者の群れで一杯になりました。
この運動の象徴となったウォール街のニューヨーク証券取引市場前では、様々ないでたちをした人々が座り込みやアメリカ国旗を打ち振るなどして、抗議を行いました。

警察側の発表で180人が逮捕されましたが、逮捕理由の大半は公務執行妨害です。
デモに参加した一人、マイケル・アーロンは一部の宗教指導者と数自由人の人々が大通りとそのわきの歩道で座り込みを行い、交通妨害を行った後、逮捕されたと語りました。


「この抗議運動が始まってちょうど1年になります。この運動は大きく盛り上がりました。しかし、人々の手に権利を取り戻すため、この運動を続けます。」
オバマ大統領のお面をかぶった37歳のキム・フラクツェックがこう語りました。
彼女は共和党大統領候補ロムニーのお面をつけた44歳のエリック・マクレガーと一緒にいました。
彼らはオバマ、ロムニーともに金によって支配されていることを訴えるため、デモに参加したと語っていました。
「このアメリカを支配している超党派的システムが、一般の人々には背を向け、銀行や企業の前にひざまづいて何でもするつもりでいる以上、大統領選でどちらが勝っても、戦争マシーンとして機能することに変わりないのです。」
ハンドバッグとアクセサリーのデザイナーであるフラクツェックが語りました。


抗議行動は早朝から始まり、華やかなお祝いムードの中、人々は紙吹雪やキラキラしたものを辺りに撒きながら、『ハッピー・バースデイ!』と描かれた風船を手に持ちながら更新していました。
しかし参加者の中には、所得格差・貧困、企業による社会支配、そして金による政治支配の解消を訴えてニューヨーク市内のズコッティ・パークを2カ月あまり占拠した後、実力で排除された事件の苦い思い出をかみしめる人々もいました。
「今日はあの事件を思い出す日でもあります。そして抵抗運動の一周年を祝う日であり、私たちの権利と力を示すべき日でもあります。そして自分たちと世界の現状について、改めて考える日でもあるのです…。昨年一年間、具体的に社会が改善したという証しはありません。むしろ、悪くなる兆候の方が目立っていました。」
こう語るのは、ニューヨークにあるハンター・カレッジで社会福祉の勉強をしている27歳の大学院生、イアン・ウィリアムズです。
「私たちが行っている抵抗運動には、これから長く取り組んでいく必要があります。」

数か所で抗議者たちが交通を妨害し、また警察との衝突が起きているのをNBCの取材スタッフが目撃しました。

多くの抗議者が工夫を凝らした衣装を身に着けていました。
あるグループはホッキョクグマの着ぐるみを着てバンク・オブ・アメリカの中に入っていった後、外に出て他の人々と一緒に円座を作り、瞑想を行いました。
中の一人が掲げていたプラカードには、こう書かれていました。
『ウォール街、消滅すべきビジネス』


別のグループは黒衣に身を包み、墓石を模したプラカードに様々なメッセージを書き込んでいました。
『(ウォール街は)ヤクザ者の巣窟』
『嘘つきの集まり』
グループを率いる女性が掲げるプラカードには、こう書かれていました。
『(ウォール街は)いったいいくら掠め取れば気が済むの?』

「たった1パーセントの人間が、私たちを支配しているんだよ。どうしたら私たち普通の市民は、充実した人生を送れるっていうんだい?」
マサチューセッツ州のケンブリッジからやって来た59歳の訪問介護ヘルパーのウェス・ニッカーソンはビートルズの「バースデイ」の歌詞を口ずみながら行進していましたが、インタビューに対しこう答えました。
「もはや問題切迫したものになっており、どうしてもここに来なければならないと思ったのです。」


ブルックリンの引退した教師で、抗議行動の指導者の一人であるリンダ・ブラウンはニューヨーク証券取引所から数ブロック離れた場所で、集まって来た約100名の抗議者と一緒に大規模な座り込みを行う準備に余念がありませんでした。
「私が思うに、私たちが学んだことは、いま世界が直面している世界的経済危機を作り出したのは神さまじゃない、ってこと。資本家によるたくさんの犯罪的行為が、この混乱を引き起こしたのよ。」
66歳になるブラウンは昨年10月からこの運動に参加しています。
「ここは私たち国民の民主主義社会のはずなの。でもそれが今、本当に危なくなってきているのよ。」
彼女はこう語り、最後にこう付け加えました。
「私たちは、こうやって社会から不平等を無くすよう訴えているの。」

抗議をする人々が『1パーセント』と呼んでいる、限られた人間たちが権力をほしいままにしていることに対し、『ウォール街を占拠せよ!』運動の参加者は昨年、アメリカ全土で抗議活動を展開しましたが、その後内部の分裂、指導者の資質に対する疑問と資金不足、そして批評家が方向性の欠如と呼んだ状態により、次第にその数は減少していきました。


しかし17日月曜日の一周年を記念する抗議活動により、始めに掲げた問題に再び光があてられるよう、彼らは願っています。

すなわち企業の貪欲な活動、収入の不公平、そして金が支配する政治。

「どうして私たちは再びここに集まったのでしょうか?それは相変わらず『1パーセント』の人々が利益を独り占めしようと図るからであり、私たちが抗議を強めない限り、自らやめるつもりは無いからです。人々にとって不安定な状態は続いているのです。」
『ウォール街を占拠せよ!』運動の広報を担当しているビル・ドブスがこう語りました。

17日月曜日に始まった抗議運動は始まりから一周年を祝い、発祥の地となったニューヨークで抗議集会、デモ行進、お祭り広場など、各種催しが3日間続けられる予定です。

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17日月曜日、山田洋二監督の新作の撮影の様子を伝えるドキュメンタリーをテレビで見ました。
その中で主人公にこう言わせるシーンがあります。
「日本はどこかで、大切な何かを間違った…。」

私はそれは、国民を経済発展の道具にしてしまったことだと考えています。
核家族社会
晩婚社会
少子化社会
いずれも、国民を経済活動のために『利用する』のに、都合の良い社会だとお思いになりませんか?

確かに経済発展は私たち日本人に、経済的に本当に豊かにしてくれました。
私自身も実はその豊かさを享受している一人に、間違いありません。

しかし私が暮らす仙台郊外の住宅団地は、仙台市内で最も高齢化が進んでいます。
裏のお宅も、その隣も、そのまた隣も、つまるところ高齢者がご夫婦で、あるいは単身で暮らすお宅が5軒並んでいるのです。
どの家の後継ぎの方々も、『仕事の都合』で家を出て一家を構えておられるようです。
たった一人で春夏秋冬をお暮しの家が3軒もあります。
誰とも口をきかない一日、そんな日もあるに違いありません。

歴史にもしもが無い以上、日本人が必要以上に「経済、経済」と言い騒がなかったなら、今頃日本社会はどうなっていたでしょうか?
折しも日本の二大政党の党首選、何人かはそんな疑問など持ったことの無い人のようです。
ここにご紹介した記事に現れた『意見』に、彼らが耳を貸すことはあるのでしょうか?

 

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