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『 原発か、電力不足か?! 』- 世界にそんな選択はない – AOLエナジー

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所要時間 約 8分

【 ヨーロッパの風力発電事業の快進撃 】- アメリカも認める
[そしてインド・中国メーカーも成長]

福島第一原発の事故を受け、日本国内で『脱原発』の気運が盛り上がった時、日本の産業界や一部マスコミが持ち出したのが『電力不足懸念』でした。
中には「原発を止めるなら、ウチの会社の工場は海外に移転するぞ。」と恫喝まがいの発言をする経営者も現れ、唖然とさせられました。
しかし、このAOLエナジーの記事を見る限り、実はヨーロッパではきわめて順調に風力発電産業が成長し、それにあわせて電力の供給量も増え続けている事がわかります。
産業界やマスコミが「原発か、さもなくば電力不足か?!」などと国民に迫るのは、日本だけなのではありませんか?

しかも、インドや中国の風力発電産業も世界の中で地位を築きつつあるのに、日本については何も触れられていません。
原発にしがみつく日本は、この分野で出遅れてしまっているのではありませんか?

そう言えば何かの記事で「代替えエネルギーの開発や、ベンチャーによる発電事業を、東京電力が妨害?!」といった内容の記事をどこかで読んだような気がしたので、念のため検索してみました。
出てきたのは、東京電力ではありませんが、以下の記事です。

『風力発電建設に電力会社がブレーキ』北電・東北電が相次いで新障害設定 / 国の小委員会の提言を受けての動き / 市民エネルギー研究所(http://www.priee.org/modules/pico2/index.php?content_id=50)

興味のある方は、こちらもお読みになってみてください。

いずれにしても、あるものをあるがままに評価し、何が日本のためにもっとも良いのか、冷静な議論が産業界や一部マスコミにはできない、というのは一体どういう事なのでしょう?
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【ヨーロッパの風力発電事業、成長局面へ】

AOLエナジー、Shifra Mincer、August 03, 2011
ここ数年で欧州の風力発電部門への参加企業は増えないかもしれませんが、それはヨーロッパ各国の風力発電産業が縮小したからではありません。
増え続ける発注と積み上がる受注残高は過去最高を記録していると、投資会社のジェフリーズ・アンド・カンパニーは最も新しいヨーロッパの風力発電事業について述べています。
株式アナリストのジェラルト・リードの報告によれば、洋上の風力発電事業の成長と、ここ数年のヨーロッパにおける風力発電事業の成長の両方により、タービン製造業者の生産が追いつかなくなっています。
積み上がった発注をこなしきるため、これからの数ヶ月、あるいは数年間、企業間の統合・合併が進むものと分析しています。
同報告書はさらに、これらの企業は、おさめたタービンが所定の性能を発揮しない場合には支払いの先延ばしに応じているため、その決算報告書は業界の目をみはる成功を反映していない場合がある、と述べています。

◆風の海

欧州各国政府の再生可能エネルギー開発優遇策は、特に洋上の風力発電事業を成長へと向かわせています。
2010年だけで308の洋上風力発電事業が立ち上がり、前年比51%増の883メガ・ワットの電力が供給されるようになりました。 2010年末までにヨーロッパでは、送電網に1,136のタービンを備えた45の風力発電所を設置しました。さらに現在1,500メガワット分の洋上風力発電所が建設中です。
調査によると、シーメンス(ドイツ)は『高度な開発段階のプロジェクトの最大のシェアを確保』しており、『洋上風力発電市場での地位を確立しつつ』あります。
ヴェスタス(デンマークの風力発電機の設計、製造、販売会社)が、645 メガワット分を設備している間、シーメンスは2011年上半期までに1.3ギガワット分を設備した上、ヴェスタスの300メガワットに対し、シーメンスは3.7ギガワツト分を受注しています。
しかしながら、ヴェスタスも2011年第1四半期の630 MWと比較して、2011年第2四半期には1.5 GWの新規受注を発表、2011年を通して力強い成長を示しています。
2012年の見通しは、ヴェスタスは年間見通しの40%にあたる3ギガワット分を受注する見通しである」とジェフリーズの報告書は述べています。

報告の別の部分には、スペインの風力発電会社ガメサが 2011年中に年間販売見通し(2,800から3,100メガワット)の48%に相当する、1,414メガワット分の建設を行う予定について述べられています。この数字は2009年と2010年の1,132メガワット分で生じた損失を補填する結果となりました。2009年にはガメサの電力販売量は目標に届かず、ヨーロッパ市場で2,045メガワットを売り上げただけでした。

「ガメサの複合風力発電技術は、タービン販売事業に対する良いアプローチになると我々は考えます。」と、レポートにはあります。ガメサは最近米国に多額の投資を行い、受注について2009年の落ち込みからの回復を望んでいます。

現在スズロン・エナジー(インドの風力発電企業 1995年設立)との合併の過程で、リパワー・システムズ(ドイツの風力発電機最大手)は 、インドに焦点を当てた戦略を再検討しています - 注文の現在のスズロンの発電量2.2 GWの半分以上がインド向けのものです。
スズロン・エナジーはまた、風があまり強くない地域でも、より多くの発電が可能な新しい風力タービン・システムを発売しました。

中国の風力タービンメーカーのゴールドウィンドは、2007年から2010年まで着実に成長を遂げています。同社は2009年の4ギガワットに比べ、2010年には5.5ギガワットのタービンを販売しました。
ゴールドウィンドは、国際市場で競争するための国際的なチーム強化する事により、大きく成功しています。

〈この続きは明日掲載します〉

動画【洋上風力発電が約束するもの】
AOLエナジー

沖合にある風力タービンは、陸の上の誰もが気づかないうちに発電する事ができます。
このビデオで紹介されているグーグルのグリーンビジネス・ディレクター、リックニーダムによると、
洋上風力タービンは「人の目につかない場所」に配置することができます。
そして沖合に配置する事により、より強い風を受ける事ができる、と話します。

彼によれば、中部大西洋は60,000メガワツトの洋上風力発電の能力を持っており、送電網を整備すればその10%を(アメリカに)送電する事が可能です。 250マイルの長い伝送ラインは、すべてがうまくいけば、2016年に完成することになります。

グーグルはグッド・エネルギーと丸紅株式会社とともに、3社でこの送電網建設プロジェクトの金融面を支えて行きます。
このビデオでニーダムは、グーグルがFERC(アメリカ国内の電力事業を統括する政府機関)に働きかけて、直接送電網に電力を供給する事を可能にすること。そしてビジネスコストを削減するため、再生可能エネルギー事業に関する政府の信用をどうやって獲得するか、その方法を説明しているのです。

それはビジネスの理にかなっている、と彼は言います。

 

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