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[ 原子力発電の偽りだらけのプロパガンダ、そして大事故は「もうたくさん!]〈第1回〉

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所要時間 約 13分

【 原子力発電 - だめなものはダメ!】
「原子力発電とは、水を沸騰させるための最もキチガイじみた方法のこと」
「ベラルーシでは、チェルノブイリ事故前90%いた健康な子供たちの割合が、事故後わずか20%に減少」

ヘレン・カルディコット /ニューヨーク・タイムズ 2011年12月2日

『メルトダウン : 原子力ムラ / 一般市民からの信頼』

原子力産業界がこの10年間ロビー活動を積極的に行った結果、世の中の人々は原子力発電が安全でクリーンで環境にやさしく、二酸化炭素の放出の少ない化石燃料に代わるべき燃料である、と思い込まされてきました。
こうした思い込みは世界全体の人々の生存への脅威となり、国家の経済と納税者の負担をいやが上にも増大させることにもなりました。
同時に原子力発電に対するこうした立場は、世界のエネルギー開発分野において価格的にはるかに安価で安全性が高く、そしてほとんどは二酸化炭素を排出しない代替えエネルギーの開発を阻害してきました。

福島第一原発が2011年3月、文字通り人々の裏庭で誰もが予期しないメルトダウンを引き起こしたとき、原子力発電がたとえどれほどの利便性を持つにしても、致命的な程に危険なものであることを世界中に明らかにしました。
こんな軽口がありました。
「原子力発電とは、水を沸騰させるためのキチガイじみた方法のことだ。」

そして今度は、原子力産業は広範囲な議会工作運動を強めるために、福島第一原発の事故を利用し始めたのです。
事故後2、3の国々が原子力発電を段階的に廃止することを決定しました。
しかしほかの多くの国では、原子力発電へのかかわり方に変化はありませんでした。

福島第一原発の事故があったにもかかわらず、原子力エネルギーの広範囲にわたる使用が続けられることにより、何も知らない数百万もの罪のない人々 - 我々全員が、医学的な大災害に直面させられることになるかもしれません。

25年前、チェルノブイリ原子力発電所で爆発が起き、大気中に放射性物資を噴き上げたとき、世界は原子力発電所事故の恐ろしさを思い知らされました。
これらの放射性物資は雨によって外部に拡散し、北半球の様々な場所にホットスポットをつくりだしました。
ニューヨーク科学アカデミーにより編集・出版された東ヨーロッパの科学者による調査によれば、ヨーロッパ大陸の40%がセシウム137およびその他の放射性物質により汚染されており、今後数百年から数千年にわたり、生産される食物の中に入り込むことになるでしょう。
またアジアの広い範囲 - トルコから中国にかけて、アラブ首長国連邦、北アフリカ、北アメリカも同様に汚染されています。
未だに2億人近くの人々の被ばくが続いています。

この研究結果は、チェルノブイリ事故に何らかの形で関連する理由により、これまでに100万人近い人々が死亡したと見積もっています。
彼らはガン、先天性奇形、免疫不全、感染症、心血管疾患、内分泌の異常と放射線障害などの原因により死亡し、乳児死亡率も上昇しました。
チェルノブイリの事故後14年を経過した2000年、ベラルーシにおける調査では、事故前90%だった「ほとんど健康な」状態にある子供たちの割合が、わずか20%に減少しました(つまり、事故前は10%に過ぎなかった健康上問題を抱える子供の割合が、80%にまで上昇していることになります)。
今、福島の事故は「チェルノブイリに次ぐ」原発事故だと言われています。
しかし、長い時間のうちにどのようなことが起きるか、ほとんどのことが明らかではありません。
国民的健康問題に関し、福島第一原発の事故はチェルノブイリと同等なのか、あるいは超えてしまっているのか、新たな情報が必要です。

危機は進行中です : 原子炉はいまだに制御不能であり、大気中と海洋への放射性物質の拡散が続いています。

最近行われた市民グループ、国際的組織、そして米国政府のモニタリング調査により、東京では危険なホットスポットの存在が確認されました。
一方、日本政府は9月下旬、高い放射線量が検出されているにもかかわらず、福島第一原発近くの数か所の退避勧告を緩和しました。
日本政府は、汚染を除去するためには少なくとも130億ドル(約1兆円)の費用を要する、と見積もりました。

数千人以上の人が居住を続けている地域 – 特に福島県北西部が、高濃度に汚染されたままです。
放射性物質は日本列島の北半分全域に拡散し、東京の水道水のほか、茶葉、飼育牛、米、その他の食品を汚染しました。

事故の数か月後に実施された数少ない調査では、調査した福島市内の小学生1,000名以上の小学生のうち、半分以上の子供たちの甲状腺が、ヨウ素131で汚染されていることが判明しました。
この子供たちはこれから数年のうちに、甲状腺ガンを発症する危険を背負い込まされたのです。

子供たちは(胎児はなおさら)、放射線の発癌作用に生来敏感です。
チェルノブイリ同等、福島の事故は世界的規模の問題です。
通常の値を超える放射線量が、ブリティッシュ・コロンビア(カナダ西海岸)、アメリカ西海岸・東海岸、そしてヨーロッパで検出されました。
そして海洋中では、深刻な汚染が確認されました。

〈つづく〉

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今日から私自身、ご紹介する事を心待ちにしていたニューヨーク・タイムズに掲載された評論をご紹介します。
ニューヨーク・タイムズの記事も評論も、事実は事実として捉え、それに対しどのような粉飾も誇張もしないので、切れ味鋭い印象を受けます。
しかし、日本の政府も大手マスコミも信用できず、『確かな目』は遥か彼方、ニューヨークにある、というのは私たち日本人にとってものすごく不幸な事だと思います。

そして昨日ご紹介した、アネッテさんのトップスの続編、無事たくさんの方から寄付が集まり、トップスの活動を続けるめどが立ったようです。
ほんとうに良かった。
下記の写真はトップスのホームページから借用したのですが、ページの左に『Donate(寄付する)』のボタンがありました。
私もアネッテさんの取り組みとその人柄に大感激を発していたので、100ドルだけ寄付しました。
しかし、ネットはほんとうに便利です。
昨日まで知らなかったアメリカの取り組みに、思い立った瞬間、寄付の手続きが完了しているのですから。
情報を集めるだけでなく、自らの思いをその場で実現できる機能もあるのですから。

尚、レポーターのチェルシー・クリントンは、ビル・クリントン元米国大統領とヒラリー・クリントン元国務長官の間の一人娘です。

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【 アネッテのトップス、すでに200,000ドルの寄付が集まる 】

アメリカNBCニュース[メイキング・ア・ディフエレンス]12月19日

ちょうど一週間前の夜、このナイトリー・ニュースとニュース番組「プライムタイム」で特派員のチェルシー・クリントンが、アーカンソー州パイン・ブラフにおけるアネッテ・ダヴさんの大きなスケールの深い思いやりを持った取り組み、子供たちの世話 に人生を捧げている女性についてご紹介しました。
私たちは視聴者の皆さんがどのような反応を示すのか、確信を持って予測することはできませんでした。
その反応について、少しお伝えすることにします。
まずは、どのようなお話だったのか、チェルシー・クリントンにアネッテ・ダヴさんの素晴らしい取り組みについて、おさらいしてもらいます。

レポーター : アー カンソー州パインブラフではアネッテ・ダヴさんが、子供たちに学業と社会へのかかわり方に関する教育を行っています。
彼女はTOPPSという名のこの事業を設立しました。

アネッテ「今日は学校、どうだったの?」
子供たち「大丈夫!」「楽しかったよ!」

レポーター : こ れまで9年間に渡り、何千という子供たちがこのパインブラフで、この厳しい時代TOPPSの世話になってきました。
アネッテ「私たちは午後3時30分 になると、子供たちに食事を出すのです。」
レポーター「これが今日最後の食事になる子供たちもいるのですか?」
アネッテ「何人かの子供たちは明朝学校に行くまで、ここでの食事がすべてです。
ここにいる子供たちは親が食事も出せないほど貧しいか、あるいは完全に扶養能力がないため、ひどい境遇に置かれています。
私はこんな状況が許されていいとは思っていません。
そのため私は、彼らが生き抜いていくため一緒にいてあげたい、そう思うようになったのです。

リポーター:人生を子供たちのために捧げることは、彼女自身にとっては犠牲を意味しました。アネッテさんは給料条件の良かった仕事を辞め、活動資金が足りなくなると自分のお金を使いました。
アネッテ「持っていたすべての証券、すべての貯金は無くなってしまいました。それでも私は、子供たちの人生の ためできることをしてあげたいのです。」

ブライアン・ウィリアムズ :
チェルシー・クリントンが今夜再び、スタジオに来てくれましたので、一週間前に放送した番組の反響がどうだったか、話してもらいましょう。

チェルシー・クリントン:
視聴者の反応は私たちの予想をはるかに超えるものでした。
アネッテ・ダヴさんは先週のうちに、この『ナイトリー・ニュース』の視聴者から約200,000ド ル(1,600万円)を受けとりました。
今日私はアネッテさんと話をしましたが、この反響についてどう思いますか、と尋ねたところ、『ワーオ、とにかく皆さんに心から感謝します!』とおっしゃっていました。

この番組をご覧になったみなさんが、ご自分の財布を痛めてくださって集まった金額が200,000ドル以上。パインブラフにおける彼女の重要性を、この金額が雄弁に物語っています。

レポーター : それだけではありません。
この放送に刺激された救世軍は、このクリスマス休暇には予定していなかったことですが、アネッテさんが世話をする167家族について、何かあれば彼女に代わって面倒を見ることを申し出てくれました。
そしてありがたいことに、一つの教会とフードバンクがアネッテさんが世話をする167家族のために、クリスマスのごちそうとプレゼントの手配ができるよう協力することになりました。

ブライアン : そうですか、何年もの間アネッテさんが見せた深い思いやりを思いやる申し出、悪くありませんね。

レポーター : 悪くありません。

ブライアン : いい仕事ができましたね。ありがとう。

レポーター : ありがとう、ブライアン。

以下はブライアン・ウィリアムズ氏のコメントですが、この『星の金貨』の内容とは関係がありません。ご了承ください。
分かち合いの季節の今週は毎晩、[メイキング・ア・ディフエレンス]のフォローアップ・レポートを放送します。これまでの放送をご覧になった視聴者の方々が、立ち止まり、そして困窮している人々のことに思いをはせ、どのような反応を見せてくれたのか。
明日の晩ははるか遠くの場所の少女たちに、単純ですがその人生を変えたアイディアを実行した女性の取り組みのその後についてご紹介します。

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